革靴のシミを取る
2019/11/06
店主の郷間です。
革靴が雨に濡れて、シミになったことはありませんか?
今日は、革靴を洗ってシミを取る(目立たなくする)方法を紹介します。
まず私の靴についたシミを見てください。
少々見づらいのですが、白いシミが見えるでしょうか?
これは、革が濡れることで革や汗などに含まれる塩分が浮き出してしまっている状態です。「塩吹き」「塩浮き」と呼ばれています。
クリーナーで拭いてもクリームを塗っても取れないので、あきらめている方も多いのではないかと思います。
そんなときは、洗ってあげましょう。
洗い方は「塩」に限らず、汚れによるシミも同様です。
使うのは、サドルソープ(革用の石鹸)だけです。
蓋を開けると、スポンジと石鹸が入っています。
①スポンジに水を含ませ靴を外側から濡らします。外側の革のシミを取るのが目的ですので、靴の中に水が浸透するほど濡らす必要はありません(濡らしても構いませんが乾かすのに時間がかかります)。シミがある部分だけ濡らすとシミが大きくなるだけですので、全体を湿らせるのがコツです
②スポンジで石鹸を取り泡立て、先ほど外側の革を濡らしたのと同じように、泡を浸透させます。ゴシゴシ擦ると革を傷める可能性があるので、軽く伸ばすか、叩くようにして泡を浸透させます
③スポンジを洗って泡が出ないようにしてから、革の表面に残った泡をスポンジで拭き取ります
④日陰の風通しの良いところで濡れた靴を乾かします。10/25の「雨の日の革靴メンテ」という記事でも書きましたが、靴を立てかけてあげると早く乾きます。靴の中に水が浸透していない場合はシューツリーを入れてシワを伸ばしながら乾かすとより綺麗に仕上がります
⑤靴が乾いたら、通常通りデリケートクリームや乳化性クリームでお手入れをして油分を補います
仕上がりはこんな感じです。
塩吹きは綺麗になくなりましたね!
シミでお困りの方、革靴を洗ってみませんか?
不明な点は店頭でもっと詳しく説明いたします!
SAPHIR サドルソープ 1,200円(税抜)
フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/