リネンを織り組織で使い分ける
2026.05.11
06.オーダースーツ・ジャケット, 07.オーダーシャツ・Tシャツ
店主の郷間です。
吸湿・放湿性(汗を吸って外に出す性質)が高いため暑い時季の素材というイメージが強いリネン(亜麻)ですが、ウィンターリネンと呼ばれる寒い時期に適した生地も存在します。
今日は織り組織、簡単に言えば織り方によって適する季節が変わる、という話です。
織物には三原組織と呼ばれる三種類の織り方が存在しますが、多くのスーツやシャツに使われるのはそのうちの二種類、平織と綾織です。

画像一枚目、平織です。経(たて)糸と緯(よこ)糸が交互に交差するシンプルな織り方です。
メッシュ状に隙間が空いているため通気性が高く、凹凸が少ないので摩耗に強い(耐久性が高い)のが特徴です。
夏向きの丈夫な生地という、リネンの一般的なイメージ通りの仕上がりというわけです。

画像二枚目は綾織です。斜めに綾目が入る織り方で、デニムもその一種だといえば分かりやすいでしょうか。
光沢があり、柔らかくシワになりにくいのが特徴です。
通気性が平織に劣るぶん、長いシーズン着用するアイテムには適しています。ただ、素材自体の特徴だけでも充分に涼しいので、私は綾織のリネンのスリーピースを真夏も着用しています。
2026年2月24日の記事で紹介したリネンチノクロスも綾織です。
生地を選ぶときには、素材(ウールかコットンかリネンかなど)だけではなく、織り方にも注目してみてください。
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