店主の郷間です。

Y様よりご注文をいただいたオーダージャケットの仕上りです。
生地は伊Fratelli Tallia di Delfino（デルフィノ）社のネイビーフランネル。
初めて聞いた方も多いかもしれませんが、世界3大ミル（毛織物工場）の1つにも挙げられる信頼のブランドです。
目付は340～350gms。フランネルとしては平均的なウェイトで、質の良いウールを使っていることを伺わせる滑らかな触感を持った素材です。

柄は犬歯をイメージしたハウンドトゥース（hound’s tooth）。日本では千鳥格子と呼ばれることが多いですね。
柄物の生地は派手になっちゃうからな…と言う方も、このくらいの大きさのハウンドトゥースなら無地に近い感覚で使いやすいと思います。

徐々に春が近づいていますので今シーズン着られる期間は長くないかもしれませんね。本格的に活躍するのは秋からでしょうか。

Y様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダージャケット
・SILVER LINE 35,000円（税抜）～
・GOLD LINE 72,000円（税抜）～

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/

店主の郷間です。

暖かくなってきたせいか、春夏物をお求めにご来店されるお客さまが増えて参りました、
そんなお客さまにお薦めしたいジャケット生地の紹介です。

英国MARLING & EVANS社のジャケット用生地です。
組成はWool50%、Linen50%。
Linen（麻）特有の表情のある見た目を持ちながら、麻100%ほどのざっくりしたカジュアル感はないので、クールビズ用のジャケットとしても使いやすいのではないでしょうか。

柄はチェックのみ、色はネイビー、ライトブルー、グレーの2色。
どの色も、合わせるトラウザーズはネイビーやチャコールグレーなど幅広く対応できます。ベージュのコットンや、ジーンズも良さそうですね。
グレーのジャケットにチャコールグレーのトラウザーズを合わせてモノトーンにしてみるのも面白そうです。

この生地はシワも味のうちですが、シワが気になる方には他の生地を提案致します。
遠慮なくご相談下さい。

●MARLING & EVANS 「871085~871087」の場合●
オーダージャケット
・SILVER LINE 54,000円（税抜）～
・GOLD LINE 92,000円（税抜）～

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/

店主の郷間です。

昨日は休みだったので歌舞伎座の「二月大歌舞伎」夜の部に行って参りました。
片岡仁左衛門と坂東玉三郎のコンビネーションは何度観ても最高です。
一幕だけ観られる幕見席ならリーズナブルですので、興味がある方は「名月八幡祭」だけでもいかがでしょう？

さて、F様よりご注文をいただいたオーダーシューズの仕上りです。
品番MD-02、爪先部分にV字の切り替えがあるVチップと呼ばれるデザインです。
革は最近ご注文が増えている「AT」のダークブラウン。透明感とムラのある色味が特徴です。

MD木型は他の木型よりカジュアルな雰囲気ですが、スーツを着ないお仕事のF様はビジネスで履くことをイメージしてご注文されました。
ジーンズやチノパンとの相性も良好です。

F様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシューズ　38,000円（税抜）～
ATレザーオプション　10,000円（税抜）

当店は山形県南陽市の宮城興業ふるさと納税お仕立券に対応しています。

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/

店主の郷間です。

春夏のスーツ用生地も予定していたものは全て入荷しました（掘り出し物があった場合は追加で仕入れる可能性もあります）。
今日はその中からシアサッカー（seersucker）の紹介です。

波打っているために肌に触れる面積が少なく、清涼感があるのでシャツにも使われる素材です。
今年は複数のブランドのモノを取り揃えました。

シャツ生地のような目付け（120gms）の無地5色。COTTON100%。

上から4枚までが伊ANGELICO社製（220gms）。これぞシアサッカーと言う色・柄です。WOOL60%・COTTON40%。
5～8枚目は伊MARZOTTO社製（260gms）。シルク混にすることで心地よい肌触りです。WOOL58%・SILK40%・POLYURETHANE2%。

昨年から継続して展開している、伊SMITH WOOLLENS社製（240gms）。シアサッカー本来のスペックですので、本物志向の方はやはりこれですかね。

ファッション好きにはつまらなく感じるクールビズですが、例えば水色×白のストライプのシアサッカーで作ったジャケットを着て通勤できると思うと、楽しめそうな気がしませんか？

季節性の高い素材ですので昨年も早めに品切れが出てしまいました。
ご検討中の方はお早めに！

オーダースーツ
・SILVER LINE 49,000円（税抜）～
・GOLD LINE 92,000円（税抜）～

オーダージャケット
・SILVER LINE 35,000円（税抜）～
・GOLD LINE 72,000円（税抜）～

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/

店主の郷間です。

最近、永井荷風の「濹東綺譚（ぼくとうきだん）」を読みました。
「濹東」（墨東）とは隅田川中流の東岸地域のことを指します。
舞台は当店から徒歩15分くらいの玉ノ井（現在の東向島あたり）ですので、いつか読まなければならないと思っていた小説でした。

自分（荷風）と主人公を重ね合わせるように描写した私小説的な書き方で、ドラマチックな展開があるわけではありませんが、関東大震災後の濹東や浅草、銀座などの雰囲気が美しい文章で描かれています。この時代の東京を実際に見てみたかった…

「（前略）一度崩れてしまったら、二度好くなることはないですからね。芝居でも遊芸でもそうでしょう。文章だってそうじゃないですか。勝手次第にくずしてしまったら、直そうと思ったって、もう直りはしないですよ。」
物語終盤に出てくる何のことはない会話ですが、まるで昨今のクールビズやスニーカー通勤、ビジネスリュックなどの装いの変化のことを言っているように私は感じました。
いつの時代も文化は徐々に崩れていき、それを憂うものなのかもしれません。

鐘ヶ淵が出てくる池波正太郎の「剣客商売」もいつか読んでみたいと思います。

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/

店主の郷間です。

東京は少しずつ春らしくなってきていますね。
そろそろ春物のスーツのご相談も増えて参りました。
自分のスーツもそろそろ決めないとなぁと思いつつ、まずは確定申告を片づけます(^^;

さて、M様よりご注文をいただいたオーダーネクタイの仕上りです。
上着がネイビーでもグレーでも合わせやすい、ブラウンの小紋柄です。

上着、シャツ、ネクタイのコーディネートは、柄物が増えれば増えるほど難易度が増します。
3つとも全て柄物で上手くまとめるのはかなり難しいので、2つまでにすることをお薦めしています。
柄物を2つにした時に便利なのが、小紋柄のネクタイです。

柄物のコーディネートの基本は、「似ている柄を使わないこと」。例えばストライプのシャツにストライプのネクタイを合わせることはお薦めしません（合わせたい場合は、ストライプの幅が全く違うモノを合わせてください）。
上着やシャツの柄はストライプが多いので、小紋柄のネクタイは合わせやすいのです。

M様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーネクタイ　14,000円（税抜）～
ポケットチーフ30cm×30cmまで　6,000円（税抜）

※ポケットチーフは単品でのオーダーはできません。ネクタイと同時に（同じ生地で）ご注文ください。

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/

店主の郷間です。

昨日は銀座三越主催の「靴磨き日本選手権大会2019」の決勝でした。
ニコニコ動画で生中継していたので、かつて同じ釜の飯を食った伊藤渉君を応援していたのですがラスト4名には残れず…残念でした。
ただ、今回新設されたカラーリング部門で、知人の斗谷（ハカリダニ）諒君が1位になりました。おめでとう！

さて、1月26日の記事で紹介した革製のロゴマーク。
実はこれ、シューツリーに付けようと思って作ったのです。
こんな感じです。

レーザー加工だけ外注し、取り付けは私が行なっています。
経年変化が期待できる素上げの革をチョイスし、釘は靴作りでソールやヒールに打つ真鍮製のモノを使用しました。
今までより愛着を感じていただけるような仕上がりになっているでしょうか。

手間がかかるのでお高くなるんじゃないの～？と思った方、ご心配なく。
お値段据え置きの5,800円（税抜）です。

2/15納品分よりロゴ付きツリーになっています。
是非ご利用ください！

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/

店主の郷間です。

1/15に受験した国家資格、クリーニング師試験の結果発表がありました。
結果は…

合格です＼(^o^)／
筆記試験はまずまずだったものの、実技試験の手ごたえがあまりにも無かったので8割方ダメだと思っていました。
ざっと合格者の受験番号一覧を見る限り、合格率は30数パーセントと言うところでしょうか。

今後受験する人のために勉強法などを書いておきます。

・筆記試験用のテキストは「詳説クリーニング　クリーニング師編」だけで大丈夫です。
載っていない内容が出題されることもありますが、捨てても合格点に達します。
・教科書をざっと一読したら早めに過去をたくさん解いて傾向を掴みましょう。
都道府県ごとに内容が異なりますが傾向は同じですので、受験する都道府県以外の過去問も手あたり次第に解きましょう。
ここに過去問へのリンク集があります。
・各都道府県のクリーニング生活衛生同業組合なる団体が開催する「試験準備講習会」に参加しましょう。特に実技（アイロンがけ、生地の判別、薬品の判別など地域により異なります）はこれを受けておかないと合格はかなり難しいと思います。

とまぁ偉そうに書いてみましたが、実は私は「試験準備講習会」に参加していません。
ネットで「受かりたければ参加が必須」と言う情報を得てはいたのですが、そう言われると講習会無しで受けてみたくなる性格です。天邪鬼と言うのでしょうか(^^;

ところがと言うか、やはりと言うか、当日試験会場を見渡してみると、ほとんどの人が講習会に参加しているようでした（同じ資料や生地サンプルを持っていました）。実技試験はテキストで学べるものではないので、経験しているかどうかで大きく違いが出ると思います。
私は運が良かっただけですので、天邪鬼でない人は素直に講習会に参加しましょう。

これから受験する方のお役に立てば幸いです。
近日中に申請を済ませ、正式にクリーニング師の免許を取得します。
クリーニング業を営む予定はありませんけどね…

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/

店主の郷間です。

M様よりご注文をいただいたオーダーシャツの仕上りです。
昨年11月から12月にかけて開催した伊Albini（アルビニ）社の限定生地フェアでご注文いただいたモノですので、Albiniのリネン（麻）製ポケットチーフ（ポケットスクエア）が付いています。

衿型はピンホールカラー（左）とタブカラー（右）、共にクラシックな型ですね。
衿がコンパクトに収まるので美しく、衿先が上着の外に出てしまう心配もありません。
ネクタイのノット（結び目）は小さめに締め上げましょう^^

M様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシャツ　10,000円（税抜）～

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/

店主の郷間です。

新着生地の紹介です。
2月6日の記事に続き、伊VITALE BARBERIS CANONICO（カノニコ）の中から今回紹介するのは「SUPER SONIC」です。
超音波（SUPER SONIC）のような速さで世界中を飛び回るビジネスマンに向けた、幅広い気候に対応できるシリーズ。防シワ性と通気性、そして撥水性が特徴です。

左がスーツ用（300gms）のグレーとネイビー。右がジャケット用（360gms）のネイビーとダークネイビー。今後もっと増えて欲しいですね。

スーツやジャケットに撥水性って要る？と思った方、これが意外に重宝するのです。
言葉通り水を弾くのはもちろんですが、私が「重宝する」と思うのは、シミや汚れの付着を防げること。
飲みに行ってグラスを倒してスーツにシミをつけてしまった経験はありませんか？シミ抜きに出しても完全には消えなかったりして落ち込みますよね。
そんな時に有効なのが、撥水加工の生地なんです。

ついでに防水と撥水の違いも説明しておきますね。
防水は「水を通さないこと」ですので、ゴム引き加工などで隙間を防ぐ必要があり、そのぶん天然繊維の長所（通気性など）や質感は犠牲になってしまいます。そのためスーツ用の生地に使うことはまずありません。
それに対して撥水とは「水を弾くこと」で、全く水を通さないわけではありませんが、天然繊維らしさは損ないません。

一着持っておくと便利な「SUPER SONIC」、手頃な価格も魅力です。
ぜひお試しください。

●CANONICO 「SUPER SONIC」の場合●
オーダースーツ
・SILVER LINE 80,000円（税抜）～
・GOLD LINE 123,000円（税抜）～
オーダージャケット
・SILVER LINE 54,000円（税抜）～
・GOLD LINE 92,000円（税抜）～

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/