WILLIAM HALSTEAD のフレスコスーツ
2023.05.31
店主の郷間です。
突然ですが、皆さんにとって一番好きな春夏のスーツ地って何ですか?
そもそも、気に入っているスーツの生地の素材や織り方のことなどあまり考えたこともない、という方も多いかもしれません。
春夏のスーツと言えば、ウール・モヘア混やリネンなど様々ですが、ビジネススーツ用で最もベーシックなのはウール100%のトロピカル(薄手の平織り)でしょうか。
私が一番好きなのは何を隠そう、「フレスコ」です。
強撚糸(強く撚った反発力の高い糸)を粗く織ったウールの平織物のことで、別名をポーラルとかポーラーとも言います。詳しくは2021年3月5日の記事をご覧ください。
ひとことで言えば、ちょっと重くて硬めだけど、通気性が高く、仕立て映えがして、シワになりにくく、そして耐久性の高い生地です。デメリットを挙げるとすれば、使うウールの量が多いのでトロピカルなどより価格がやや高めということでしょうか。
私がこの春あらためてフレスコに注目するのにはきっかけがあります。
それは、様々なモノが値上がりしているなかで、今年展開している英国WILLIAM HALSTEAD のフレスコの良心的な価格にちょっと驚いたことです。
もちろん価格だけではなく、某有名生地ブランドのフレスコもココが作っているだけあり、品質も折り紙付きです。
というわけで、さっそくサンプルを作りました。
生地: William Halstead フレスコ wool100% 300~320g
デザイン:段返り3つボタン/2プリーツ(2タック)
仕立て:SILVER LINE
その他:本水牛ボタン
グレーともネイビーともつかないスモーキー(くすんだ)な色味に白いチョークストライプは、決して派手ではないものの渋い魅力のある1着になりました。
フレスコはちょっと重くて硬いと上で書きましたが、500g前後のヘヴィなものと比べると300~320gと使いやすいウェイトに落とし込んでおり、重さが気になるという方は少ないのではないかと思います。
毎日スーツを着るというビジネスマンは減っています。
数を持つ必要がないからこそ、シワになりにくく、長持ちする、そして見た目にも美しいフレスコがおすすめです。
●WILLIAM HALSTEAD「フレスコ」の場合●
オーダースーツ 99,000円(税込)~
オーダージャケット 66,000円(税込)~
フィボナッチ紳士洋品店
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