フィボナッチ紳士洋品店

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2025年12月

ベルトの染色

2025.12.07

11.修理

店主の郷間です。

正規のメニューではありませんが、ベルトの染色のご依頼をいただきました。
当店で作った靴の色に合わせて欲しいとのご要望です。

もともと色が付いているベルトでしたので、靴の色と全く同じにすることは難しいということをご理解いただいた上で、染料を使って染め、クリームでツヤ出しをしました。
茶色の濃さを合わせるだけならそれほど難しいことではないのですが、茶色の中に含まれる赤みを合わせるのがなかなか大変です。

靴とベルトの色合わせ

かなり近い色になったと思いますが、時間をおいて色を落ち着かせてみて、必要があれば修正しようと思います。
少し色を入れるだけで印象を大きく変えることができる革の染色、好きな仕事のひとつです。

靴、鞄、財布、ベルトなどの染色をご希望の方は、店頭でご相談ください。
実物を拝見したうえで、染色できるかできないか確認し、できるなら見積もりをお出しいたします。


フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
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MARLING&EVANSのアンダイド・ツイードジャケット

2025.12.06

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

M様よりご注文をいただいたジャケットの仕上がりです。

生地:MARLING&EVANS Undyed Tweed グレンチェック wool100% 370g
デザイン:段返り3つボタン
仕立て:SILVER LINE

マーリング&エバンス アンダイドツイード 染色しない
グレンチェック ツイード ジャケット
MARLING and EVANS logo

1782年創業の老舗MARLING&EVANSといえば、近年は環境に配慮したものづくりを強化していることで知られるミル(織物工場)です。
今回使ったのは、染色も脱色も行なわずに天然の羊毛の色を生かした、アンダイド(undyed)ツイード。白と茶色の2色の羊毛をそのまま使って織られた生地です。

装うことの愉しさに、非日常を味わえるということがあります。タキシードにボウタイを締めて出かける機会は頻繁にあることではありませんが、愉しいものです。
それとは反対に、気に入った服や靴で日常を過ごすこともまた、何ともいえない心地良さがあります。
作られた色のない、羊毛の穏やかな色そのままで作られたジャケットに身を包まれる日常は、想像するだけで幸せになれそうです(^^;)

M様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願いいたします。

オーダージャケット 44,000円(税込)~

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毎年恒例の

2025.12.05

14.出来事

店主の郷間です。

12月になったので、毎年恒例の木彫りのサンタクロースを店内に飾りました。
初見だと魅力が伝わりにくいかもしれませんが、時がたつほどに愛着が増してくるようなサンタさんで、気に入っています。

クリスマス商戦とはあまり縁のない店ですが、サンタクロースと共にご来店をお待ちしております。


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フォーマルなフライフロント・コンバーチブルカフス・シャツ

2025.12.03

07.オーダーシャツ・Tシャツ

店主の郷間です。

I様よりご注文をいただいたオーダーシャツの仕上がりです。

衿型:スタンダードレギュラーカラー
生地:ブロード 白 綿100%
カフ:大丸型(コンバーチブル仕様)
その他:比翼仕立て(フライフロント)

スタンダードレギュラーカラーシャツ
フライフロントシャツ
コンバーチブルカフスシャツ

この仕事をしていて嬉しいことのひとつは、お客様が人生の節目を迎えるためのお手伝いができることです。成人式・就職・転勤・独立など節目にも色々ありますが、今回はI様が結婚式で着用されるシャツをお作り致しました。

結婚式ですので、クラシックなレギュラーカラーにボタンの見えないフライフロント(比翼仕立て)というフォーマル仕様です。カフリンクスを使用されるとの事で、ボタンとカフリンクスどちらも使えるコンバーチブルカフスにいたしました。

晴れの舞台のお手伝いをできただけでも嬉しいことなのですが、後日結婚式の画像までお送りいただき、そのお気遣いに感激しました^^

I様、この度はありがとうございました。
また、ご結婚おめでとうございます。
末永くお幸せに!

オーダーシャツ 15,400円(税込)~

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アルプス伝統の生地、ローデン

2025.12.02

06.オーダースーツ・ジャケット, 09.オーダーコート

店主の郷間です。

先日、YouTube「山田五郎 オトナの教養講座」のロマン主義の回を観ていたら、「ローデン」という言葉が出てくるではないですか。
ドイツの画家フリードリヒの作品「雲海の上の旅人」の中に描かれている男性が着ているは「ローデンという未脱脂の羊毛で出来たコート」だ、とのこと。

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ 雲海の上の旅人

ローデンクロス(Loden Cloth)は、フランス、スイス、イタリア、オーストリア、ドイツなどにまたがるアルプス地方(特にオーストリアのチロル地方が有名です)に16世紀から伝わる毛織物です。
しっかり縮絨(収縮させて目を詰める)し、(未脱脂は言い過ぎかもしれませんが)毛に含まれる油脂を多めに残すことで撥水性と防風性、そして防汚性を高めた、コート向きの生地です。
おそらく当時はかなりヘヴィでゴワゴワ、ベタベタの生地だったのではないかと思いますが、現在のローデンクロスは、フランネルなどと比べてヌメりは強いものの、時代に合った利便性も備えています。

ところでなぜ山田五郎さんは、絵画の中のコートの生地がローデンだと思ったのでしょうか。
理由は説明されていないので定かではありませんが、フリードリヒがドイツ人であることと、画像ではちょっとわかりにくいのですが、コートの色がローデンクロスの代表的な色であるローデングリーン(深い緑色)だったからだと思います。

Leichtfried Loden
Loden Green

当店では、オーストリア・ライヒットフリードのローデンクロスを取り扱っています。
目付はコート向きの540gms以外に、ジャケット・スーツ向きの360gmsもありますので、雲海の上を旅する人もそうでない人も、ぜひご検討ください。

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ロシアンカーフ調CrossboardのUチップ

2025.12.01

05.オーダーシューズ

店主の郷間です。

M様よりご注文をいただいたオーダーシューズの仕上がりです。

デザイン:ES-14 U-tip derby
革:C.F.STEAD Crossboard DARK SNUFF
ソール:TUFFSTUDソール(ラバーソール)
その他:Wソール

宮城興業 ES-14 Uチップ チャールズ・F・ステッド クロスボード
宮城興業 ES-14 Uチップ チャールズ・F・ステッド クロスボード

スエードで有名なCharles F. Steadが作るロシアンカーフ調のレザー、Crossboard(クロスボード)で作ったUチップです。

ロシアンカーフとは、18世紀ごろにロシアで作られていたトナカイの革のことで、菱形の型押しとたっぷり油分を含んでいることが特徴です。その製造方法は失われていますが、いくつかのタンナー(革製造業者)はその仕上がりを再現すべく、ロシアンカーフ調の革を作っています。

今回使用したCrossboardもその一つです。
画像からも、菱形の型押しや、オイルドレザーの特徴であるプルアップ(革が伸びた部分に明るい色が浮き出てくる)の様子がおわかりいただけるのではないかと思います。
しっとり・しなやかな革ですが、コシもしっかりとあるので、もっちりと足を包む感覚が心地よい、良い革だと思います(^^;)

M様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願いいたします。

オーダーシューズ 58,300円(税込)~

当店は山形県南陽市の宮城興業ふるさと納税お仕立券に対応しています。

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