店主の郷間です。

S様よりご注文をいただいたチェスターフィールドコートの仕上がりです。

生地：Leichtfried Loden クラシック540ヒマラヤローデン wool80%/alpaca20% 540gms
デザイン：ダブル6つボタン　上衿ベルベット

フォーマル、ビジネスに使えるコートの王道として知られるチェスターフィールドコート。
永く使うベーシックなコートだからこそ、仕立てのクオリティにはこだわりたいものです。

画像から伝わるでしょうか？
このコートが仕上がった時、肩から胸にかけての立体感に、私はつい見入ってしまいました。
これだけ美しいコートはなかなかないのではないでしょうか。

画像2枚目、フォーマルなチェスターフィールドコートの仕様に則り、上衿は黒のベルベットを施しています。
アップで見るローデンクロスの質感も良いですね！

画像3枚目、Leichtfried Loden社の織ネーム。
赤い裏地で少しだけ遊びを入れたのは、お洒落なS様らしいご選択です。

S様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーコート　143,000円（税込）～
オリジナル・スフォデラート・ネクタイ　11,000円（税込）

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
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店主の郷間です。

寒くなると同時に、続々と冬用のジャケットやコートが仕上がっています。
今日は、O様よりご注文いただいたオーダージャケットの仕上がりです。

生地：HARRIS TWEED feather weight wool100% 490gms
デザイン：2つボタン
仕立て：SLIVER LINE

ビジネスで使えるツイードジャケットをイメージされていたため、ベーシックなグレーのヘリンボーン（杉綾）を選ばれました。
オンタイムならチャコールグレーやダークネイビーのウールトラウザーズ、光沢の少ない素材と合わせるのがコツです。
オフで着るならジーンズはもちろん、ブラウンやエンジ色のコットントラウザーズはいかがでしょう？そうそう、コーデュロイも良いですね。
想像が止まらなくなるほどコーディネートしやすいジャケットだと思います^^

画像2枚目、オフホワイトにチェック柄のシャツを合わせています。
昔からハンティングジャケットなどに使われてきたグレーのツイードは、彩度が低めの（つまり鈍くやわらかい）色味との相性が良好です。ネクタイも光沢は抑えめのモノが良いでしょう。

画像3枚目、ツイードのカントリーっぽさを革のくるみボタンが引き立ててくれます。
細かいところにも抜かりはありませんね。

ツイードの魅力は何といっても永く着られること。
将来、装いの文化も含めて父親からご子息へこのジャケットを引き継いでいただけたら、それほど嬉しいことはありません。

O様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダージャケット　38,500円（税込）～

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革靴本来の高級感や履き心地を損なわずに緩さを解消できる、本革とコルクで作られた中敷「Formin’」（フォーミン）が好評です。
嬉しいことに予想以上のご注文をいただいており、「メンズ・コルク厚2mm・26～26.5cm」が品切れになってしまいました。

ネット通販やオークション、フリマアプリなどで革靴を購入したが、サイズが若干大きかったという方。
古着屋さんでお買い得な靴を見つけて、多少合わないサイズだったけど購入してしまった方。
最近増えている、そんな方々にお薦めです。
せっかくの革靴ですので、下駄箱に眠らせることなく履けるようにしてあげてください。

品切れになったサイズは現在、急ぎ製造に入っておりますが、12月中旬から下旬頃の入荷になる予定です。
ご自分で靴に合わせてカットするタイプですので、お急ぎの場合は1つ上のサイズで代用しても宜しいかと思います。

皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、宜しくお願い致します。

「Formin’」は、実店舗とオンラインストアの両方で販売しています。
実店舗でご購入いただいたお客様には、靴に合わせてカットしてお渡し致します（希望者のみ。無料）。

レザーインソール「Formin’」　3,960円（税込）

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O様よりご注文をいただいたオーダーシューズの仕上がりです。

デザイン：ES-15 U-tip derby
革：仏ANNONAY社　Vocalou ブラウン
ソール：TUFFSTUD（ラバー）ソール

当店で用意しているUチップは細かいデザインでいくつかありますが、このデザインはU字の部分に飾りのステッチが入っている、いわゆる「飾りモカ」と呼ばれるデザインです。ほかのUチップと比べるとアメリカ的なデザインと言えますが、いずれにせよ「ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで使えるが、フォーマルな場はNG」という意味では共通していています。

ブラウンのレザーやラバーソールを選択されたO様は、そんなデザインの特徴をよく理解されています。
もちろん、そんなセオリーの裏をかいてドレッシーな仕様にしてみるのもファッションの面白いところではありますが、「本来どのようなモノであるか」を理解したうえでハズすからこそカッコ良いのですよね。

O様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシューズ　41,800円（税込）～
ANNONAY VOCALOUカーフ（オプション）　＋17,600円（税込）

当店は山形県南陽市の宮城興業ふるさと納税お仕立券に対応しています。

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9月末に緊急事態宣言が解除され、ご来店されるお客様も徐々に増えてきました。
当店で受けたご注文は、国内の工場や職人に製作を依頼します。
作り手たちも注文が増えてホッとしているだろうと思いきや、どうやら手放しでは喜べない状況のようなのです。

新型コロナウィルスの影響で注文が激減したアパレル工場は、リストラをしたり、国から助成金をもらって休業するなどして凌いできました。将来に不安を持ち、異業種に転職をした人もいるようです。もちろん、コロナ収束の目処が立たないまま減った人員を補充する余裕はありませんので、この1年半で作り手の数は確実に減ってしまったのです。

そんな中、急に受注量が例年並みになっら、途端にキャパオーバーです。
職人の育成には時間がかかりますので、人を増やせばすぐに解決するわけでもありません。
そのためいくつかの工場から「納期を延ばしてもらえないか」と言うお願いが来るようになりました。
事情は痛いほどわかるので、お客様にご理解をいただける範囲で延長を受け入れるようにしています。
いまお受けするご注文も、スーツで言うと仕上がりまで4～5週間だったものが、6～7週間くらいかかる可能性があります。

ただでさえ厳しいアパレル製造業ですが、新型コロナウィルスにとどめを刺されるわけにはいきません。お時間をいただくことになりご迷惑をおかけいたしますが、日本のモノづくりの現状についてご理解いただけると幸いです。
製造現場の状況はお客様からは見えにくいものですが、私はこれからも情報を伝え続け、国内のモノづくりをお客様と一緒に応援して行きたいと思っています。

ちょっとシリアスな話になりましたが、最後は今日のコーディネートでもご覧ください。
ネイビーのジャケットに、チャコールグレーのトラウザーズ（どちらも伊CANONICOのフランネル）。靴はa.testoni（ア・テストーニ）のフルブローグ。失敗のしようがない鉄板コーディネートです。

オーダースーツ
・SILVER LINE 53,900円（税込）～
・GOLD LINE 101,200円（税込）～

オーダージャケット　38,500円（税込）～
オーダートラウザーズ　20,900円（税込）～

堀口切子ピンズ（ラペルピン）16,500円（税込）

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12月の営業日のお知らせです。
11月に引き続き平日は12～20時、土日は12～19時の営業と致します。
12/7（火）、12/14（火）は勉強会参加のため閉店時刻が変更になりますのでご了承ください。
冬休みは12/31（金）～1/4（火）を予定しています。

気が付いたらもう年末年始の話をする時季になりました。
時の経過が早く感じるのは歳をとった証拠でしょうか(^^;)
目先のことに翻弄されるばかりではなく、5年後、10年後どんな店にしたいかを考えて行動するように心掛けないとな…と思う日々です。

お客様同士の接触を避けるため、ご来店の際には事前にご連絡をお願い致します。
来月も皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

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東京では一般的に12月からが（冬物の）コートの季節です。
今年もそんな季節が近づいていると、最近の肌寒さが教えてくれます。

生地：Leichtfried Loden クラシック540ヒマラヤローデン wool80%/alpaca20% 540gms
デザイン：シングル3つボタン　比翼仕立て　上衿ベルベット

作った時の記事はこちら

オーダーコート（シングルブレスト）のサンプル

ジャケットでもコートでも着丈は重要なポイントですが、特にコートはデザインによって着丈が数十センチも異なるので、印象を大きく左右します。
最近はジャケットと大差ないような着丈の短いモノもありますが、格式の高いチェスターフィールドコートであれば、やはり本来の「膝から膝下くらいの丈」を着こなしたいものです。

画像のコートは、身長170cmに対し着丈100cm。ちょうど膝丈です。
膝下丈が良ければ110cmくらいにすると良いでしょう。

待ちに待ったコートの季節です。
そろそろマフラーと手袋も出さないと…

オーダーコート　143,000円（税込）～

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O様よりご注文をいただいたオーダージャケット＆トラウザーズの仕上がりです。

生地（上）：伊CANONICO flannel wool100% 340gms
生地（下）：伊ANGELICO flannel wool100% 375gms
デザイン：2つボタン　1プリーツ
仕立て：SLIVER LINE

ジャケットとトラウザーズを異なる素材で作るのであれば、「着まわしやすい色・柄を選ぶ」ことがポイントではないでしょうか。
その意味で、ネイビーのジャケットとグレーのトラウザーズは秀逸です。
例えばグレーのトラウザーズを持っていれば、上着を買い足すときはチャコールグレー、ブラウン、キャメルなどの定番色から、レッドやグリーンと言った派手目なカラーまで、幅広い選択肢が生まれます。

ネイビーとグレーは王道の組み合わせですので、初心者からO様のような上級者まで万人におすすめですが、特にコーディネートに自信のない方はここから始め、合わせやすいモノを少しずつ増やしていけば、カラーリングのコツも身に付くのではないかと思います。
ジャケットスタイルに挑戦できずにいる方は、ぜひご相談ください。

O様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダースーツ
・SILVER LINE 53,900円（税込）～
・GOLD LINE 101,200円（税込）～

オーダージャケット　38,500円（税込）～
オーダートラウザーズ　20,900円（税込）～

堀口切子ピンズ（ラペルピン）16,500円（税込）

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2020年春からスタートしたオーバーシャツ。
上着代わりに着られるシャツは、リモート会議のとき、ゴルフの行き帰り、そしてもちろん休日用として好評をいただいています。
普通のシャツと変わらないリーズナブルな価格設定も人気の秘訣です。

オーバーシャツのオーダー、はじまりました

そんなオーバーシャツのサービスが拡がります。
今までのオーバーシャツはシャツ工場で縫製をしていましたが、シャツ工場とスーツ（ジャケット）工場の2本立てとなります。
そうなると何が変わるかと言うと「ツイードなど、シャツ工場では対応できなかった素材が使用可能になる」のです。
つまり生地のチョイスによっては冬仕様のオーバーシャツが作れるということです！
こうなるとシャツと言うより完全に上着ですね(^^;)

さっそくサンプルを作ってみましたのでご覧ください。

生地は、英国MOON社のグレーヘリンボーン・ツイード。
カバーオール（ワークジャケット）をイメージしてデザインを決めたのですが、ツイードで作ると、アメリカンと言うよりいわゆる「ユーロワーク」（ヨーロッパのワークウェア）的な雰囲気が色濃く出て私好みです^^

グレーのヘリンボーンは地味になってしまいがちなので、ちょっと派手めなインナーと合わせてみてはいかがでしょうか。

スーツ工場で縫製する場合はキュプラの裏地が付きます（色は選択できます）。
また、生地によってはブランドの織ネームが付きます。

オーダーできる生地の一部。
30数種の色・柄を用意しています。
スーツ工場縫製の場合は選択できない衿型があるなど、従来のサービスと若干の違いがありますので、詳しくは店頭でお尋ねください。

納期が、通常のオーバーシャツより長めの約6週間かかります。
急いで冬仕様で作るか、のんびりと春仕様で作るか、それが問題ですね。

オーバーシャツ
（シャツ工場縫製）　11,000円（税込）～
（スーツ工場縫製）　44,000円（税込）～

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今日は空き時間を利用して、ご注文いただいているオーダーシューズを染めています。
革を染める作業をするときは基本的にこの作業服（私物）です。

染めている最中に馴染みのお客様が来店され、しばし靴磨き教室。
自分好みの光沢が出せるようになると楽しいですよね。
説明していて、「なぜこの工程が必要なのか」をしっかり意識することが大事だとつくづく感じました。
それさえ意識していれば、使うワックスの量や力の加減などが何となく分かってきます。
それさえ分かればあとは本人の探究心次第。
私が伝えなければならないのは具体的なテクニックではなく、お客様がテクニックを探求したくなる入り口までお連れするなのかもしれませんね。

さて、ハンドペイントの作業に戻ります。

オーダーシューズ　41,800円（税込）～
ハンドペイントオプション　＋7,700円（税込）

当店は山形県南陽市の宮城興業ふるさと納税お仕立券に対応しています。

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
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