自家製クリーム
2020/06/02
店主の郷間です。
久しぶりに革用クリームを自作してみました。
使うのは、ホホバオイル(植物油)、蜜蝋(蜂の分泌物)、ラノリン(羊の脂)、ワセリン(保湿剤)。
ご存じの方も多いでしょうが、化粧品や医薬品に使われているものばかりです。人間の肌に良いものは、動物の肌(革)にとっても良いという事ですね。
という事で、私は有機溶剤の臭いが強いクリームはお勧めしません。
配合比率は用途(ツヤ出し重視か、保革重視か)によって変えたほうが良いのですが、今回は保革(革を長持ちさせること)用に、4:1:1:1の割合にしました。
固形である蜜蝋が溶けるまで、小さい鍋で火にかけるか、器に入れて電子レンジで熱し、冷める(固まる)前に保管用の瓶に入れて固まるまで待つだけです。簡単です。
左のサフィールノワール・クレム1925も靴クリームとしては多めの75mlですが、自家製クリームは200mlビンがほぼ満杯です。
これだけあれば数年持ちそうです^^
無色なので使う革の色を選ばずに革製品全般(スエードなどは除く)に使用できます。補色効果はないので、色を濃くしたい場合は市販の色付きクリームを使ってください。
実は、自作すると物凄く安上がりかと言うとそれほどでもないのですが、革製品に対する愛着は増すと思います。
薬局などで手に入る材料ばかりですので、トライしてみてはいかがでしょう?
興味がある方は店頭で使ってみてください!
フィボナッチ紳士洋品店
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