ヴィンテージの生地入荷(モヘア編)
2025/04/01
店主の郷間です。
春夏用の新作生地は既に出揃っていますが、実は急遽、ヴィンテージの生地が20数着分入荷しました!
年代ははっきりしませんが、1970年代くらいのものが多いと思います。
私が好きなものだけを厳選して仕入れましたので、当店のお客様にとっては魅力的な素材が多いのではないかと思います。
特に力を入れたのが、モヘア(アンゴラヤギの毛)です。
ほとんどの場合はハリ、シャリ感、吸湿性、光沢を出すためにウールと混紡されて使われます。
かつては春夏スーツの定番でしたが、ウールと比べて供給量が少なく高価であることから、モヘア混の生地を見かけることはすくなくなりました。現在手に入るものは、コストの問題をクリアするために、モヘアの混率を下げていることがほとんどです。
ところが今回入荷したのは数十年前の生地ですので、普通にモヘアがあるのです。しかも、混率が50%、60%・・・なんとモヘア100%も!
というわけで、入荷したものの中からモヘア関連の一部を紹介します。
画像1,2枚目、英国 John Cooper の 茶系の格子柄、ウールとキッドモヘアの混紡(混率は不明)です。ジャケット1着分(大柄な方は不可)。織ネームなし。
合わせるトラウザーズはウールのライトグレー、コットンのベージュやホワイトが良さそうです。


画像3枚目、William Halstead のウール40%/モヘア60%。現在でもモヘアに力を入れているミル(工場)らしく、モヘアの特徴を生かしたドライな触感やムラのある風合いがたまりません(^^;)スーツ2着分あります。

画像4枚目、英国MINOVAのウール50%/キッドモヘア50%。生後1年未満のアンゴラヤギから刈った毛をキッドモヘアと言い、通常のモヘアよりしなやかなのが特徴です。柔らかいのにハリもあり、品のある光沢が美しい、上質な生地です。色はグレーで、細いストライプが入っています。スーツ1~2着分。

画像5枚目、耳にはJASPER GOLD とありますが詳細不明です。なんとスーパーキッドモヘア100%!
通常のモヘアだと着心地が硬くなりすぎないようにウールと混紡して使いますが、生後3~6か月の柔らかいスーパーキッドモヘアだからこそ、混紡せずとも快適に使える素材になるのですね。
スーツ1着分(小柄な方限定)。織ネームなし。

現在ではまず見られないような生地もありますが、生地ブランドの織ネームが無かったりする関係もあり、生地のクオリティに比べてかなりお買い得な価格で提供させていただきます。価格はどの生地でも同じです。
●SILVER LINE の場合●
スーツ 81,400円(税込)
ジャケット 55,000円(税込)
トラウザーズ 33,000円(税込)
今回は4点紹介しましたが、これ以外にもモヘア混はございます。他にも秋冬物を含めて面白い素材ばかりです。
また後日紹介しますが、早い者勝ちですので気になる方は店頭でご覧ください。
フィボナッチ紳士洋品店
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