江戸切子の父
2023/05/30
店主の郷間です。
当店で、ラペルピン(ピンズ)やカフリンクスを取り扱っている堀口切子より、「江戸切子の父 エマニュエル・ホープトマン」というマンガが届きました。
江戸切子と言うと日本発祥であるように思われがちですが、実は明治の初め頃、英国のカットグラス(ガラスに彫刻や細工を施すこと。日本語で切子)の技術が伝わったものなのです。
もっと遡れば、子供のころから歴史の資料集でお馴染みの東大寺・正倉院「白瑠璃碗(はくるりのわん)」もペルシャ伝来のカットグラスですので、実は製品としては古代から伝わっていたのですが、作る技術は明治まで見様見真似だったそうなのです。
日本にカットグラスの技術を伝えた英国人のひとりが、江戸切子の父と言われる、エマニュエル・ホープトマンです。
ホープトマンの教えを受けた大橋徳松(大橋巨泉の祖父)から、小林菊一郎、堀口市雄(初代秀石)、須田富雄(二代目秀石)、そして当代の堀口徹(三代秀石)へと、その技術と精神が受け継がれて今に至ります。
お客様からときどき「なぜ洋品店なのに江戸切子の製品を扱っているの?」と聞かれることがあります。その理由は、堀口切子のデザインや技術が素晴らしいことはもちろん、江戸切子の歴史からも見て取れる多国籍な魅力が、世界共通の装いであるスーツスタイルにマッチしていると思うからです。
このマンガは日本語版・英語版が1冊ずつしかありませんのでお配りすることはできませんが、店頭に置いてありますので、ぜひご来店の際にご覧ください。
[三代秀石]江戸切子カフリンクス(カフス) ¥77,000(税込)
[堀口切子]江戸切子ピンズ(ラペルピン) ¥16,500(税込)
フィボナッチ紳士洋品店
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