フィボナッチ紳士洋品店

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14.出来事

男の靴雑誌・LAST24号

2023.05.13

14.出来事

店主の郷間です。

私が唯一読んでいるファッション誌「LAST」の24号を読みました。
今回の特集は「靴とテーラード・ウェア」です。

LAST ラスト 第24号

革靴メーカーに勤めていた時代から色々なお客様とお会いする機会がありましたが、以前から感じているのは、靴は大好きだけど洋服はそれほどでもない、という方が多いことです。
スーツは好きだけど靴には興味が無いという方は少ないと思いますが、靴は好きだけどスーツはあまり…という方は意外に多いのです。

この傾向は実は靴に限ったことではなく、鞄や時計などにも当てはまるようです。
洋服と比べて、道具としての役割が大きいため特有の魅力があること、比較的永く使えるモノであることなどがその理由でしょうか。

とはいえ、靴だけにこだわって他が手抜きではバランスの取れた装いにはなりません(そういえば「一点豪華主義」という言葉も最近聞かなくなりましたね)。
その意味で、靴の専門誌が革靴とは切っても切り離せないテーラード・ウェアの特集をすることは大歓迎です。

「LAST」24号は店頭に置いてありますので、興味がある方はぜひご覧ください。

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言葉と衣服

2023.04.07

14.出来事

店主の郷間です。

「言葉と衣服」(蘆田裕史著・アダチプレス)という本を読みました。

言葉と衣服 蘆田裕史

ファッションについて説明する「言葉」は、美術や建築を説明するそれと比べて曖昧なのは、皆さん感じていることだと思います。
そもそもファッションという言葉すら、「衣服」や「流行」などいくつかの意味を含んでいます。
ファッションは軽薄であると思われがちなので、他のジャンルと比べて研究や議論が少ないことがその曖昧さの原因のひとつだと思います。

著者は言葉の定義を統一することを通して、ファッションについての思考を深めたり、コミュニケーションを成立させ、批評できる環境を整えようとします。

ファッションとは?
スタイルとは?
モダニズムとは?
ミニマリズムとは?
アヴァンギャルドとは?

こんな言葉に興味がある方は読んでみてください(それほど難しくありません)。
どちらかと言えば日々変化するモード系のファッションに携わる方々やそれを批評しようとする方々向けの本ですが、言葉を曖昧に使っていることへ自戒を込めて、私にもためになる本だと思いました。

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エコストア認定が更新されました

2023.04.04

01.当店について, 14.出来事

店主の郷間です。

当店は昨年から乾電池の回収拠点として、墨田区からエコストア(環境に配慮した取り組みを行なうお店)の認定をいただいています。
その期限が3月末で切れたので、あらためて4月から2年間更新されることになりました。

墨田区のエコストア一覧はこちら
回収しているのは、使い切りのアルカリ・マンガン電池です。ボタン型や充電式の電池はこちらの回収拠点にお持ちください。

墨田区 エコストア

地域に貢献する活動として、引き続き活動致します。
乾電池は正しく捨てないと発火する可能性がありますので、当店のようなエコストアにお持ちください!

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誰がメンズファッションをつくったのか?

2023.03.22

14.出来事

店主の郷間です。

WBCで日本代表が優勝しましたね(開店前だったので観てました)!
最終回に大谷が投げて最後の打者がトラウト…笑ってしまうほど出来過ぎた展開でした。
チームの皆さん、ファンの皆さんおめでとうございます。

さて、最近「誰がメンズファッションをつくったのか?」(ニック・コーン著)と言う本を読みました。

TODAY THERE ARE NO GENTLEMEN 英国男性服飾史

第二次大戦後から1960年代末までの英国のメンズファッションの流れを網羅している本です。
テッズ、モッズ、ヒッピー、スキンヘッド、ローリングストーンズ、ビートルズと言ったキーワードが気になる方は読んでみても良いかもしれません。サヴィルロウを中心としたテーラードファッションや、70年代のパンク以降のムーブメントについて知りたい人は読まなくて良いと思います。
あと、25年にも渡る変遷を取材して文章にした作者のことを凄いとは思いますが、読み物として面白いかと言うと…(^^;)

どんなスタイルでも、流行と名が付くものの流れには共通点があるような気がしました。

・前の時代のアンチテーゼとして新しいスタイルが生まれる
・生まれたばかりのスタイルは価格が高いこともあり、一部のファンにしか理解されない
・オリジナルを模倣し安い価格で提供するブランドや店が現れた頃、メディアが取り上げて流行と呼べる状態になる
・初期のファンが離れていく
・こだわりのない商品が市場に増え、そのスタイル全体が格好悪いものになり、新たなアンチを生む

この繰り返しです。

最近は様々な情報が溢れ、社会全体が1つの流行に染まることはなくなりました。人種や性別だけではなく、ファッションも多様性の時代です。それはつまり、闘う対象がなくなったということでもあります。これからのファッションはどのような意味を持つのでしょうか?いかにも20世紀的なこの本を読んでそんなことを考えました。

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WILDSWANSのBYRNE(10年経過)

2023.03.21

12.お手入れ, 14.出来事

店主の郷間です。

今日(2023年3月21日)はWBC決勝進出を決めた日…と言いたいところですが、一粒万倍日です。
一粒の種が何倍にも実る、何かを始めるのに適した日だと言われています。
験を担いで、財布を買い替えるなら一粒万倍日と決めている人も多いようです。

私もこの日に、自分の財布の状態をチェックするようにしています。

ワイルドスワンズ バーン

WILDSWANSのBYRNE(バーン)、使い始めて10年が経ちました。
年に3~4回くらい、乾燥してきたと感じたら乳化性クリームで保湿しているだけです。
コバ(革の断面)が荒れてきたら念入りにケアをしようと思っていますが、まだその必要もなく、次の10年もあっという間に過ぎてしまいそうです。

買い替える予定がある人もない人も、この日をきっかけに自分の財布の状態を確認してあげてみてください。

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すみだノートNo.18(2023春号)

2023.03.17

14.出来事

店主の郷間です。

情報紙「すみだノート」の2023春号が届きました。

今号の特集は「映画・演劇の街 すみだ」。
墨田区には戦前から多くの劇場があったそうです。
現在、その数はかなり減ってしまいましたが、昨年オープンした「Stranger」など、個性的なミニシアターも出来ており楽しみです。

近年「イースト東京」と呼ばれるエリア(墨田区、台東区、江東区など)が芸術、カフェ、ファッションなどの分野で盛り上がっています。残念ながら当店のある鐘ヶ淵まではまだその波は来ていないようですが(^^;)、当店にいらっしゃったお客様にも、墨田区を愉しんで帰っていただけたら嬉しいです。

すみだノートは当店で無料配布中です。
ぜひお持ち帰りください。

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3月15日は靴の日

2023.03.15

05.オーダーシューズ, 14.出来事

店主の郷間です。

本日(3月15日)は日本靴連盟が定める「靴の日」(靴の記念日)です。
1870年(明治3年)のこの日、日本初の靴工場「伊勢勝造靴場」が開設され、本格的に日本の靴づくりが始まりました。

生まれたばかりの明治新政府は、欧米列強に肩を並べるために富国強兵を進めました。その一環として行われたのが軍服の洋装化です。そんな背景があり、軍隊を統率する兵部大輔だった大村益次郎は、軍靴を国産で賄うべく靴工場の開設を提案し、伊勢勝造靴場(いまのリーガルの前身です)が生まれました。

その後、民間人へも洋装が広がると共に革靴の需要も拡大…などと口で言うのは簡単ですが、本格的に洋装が広がったのは関東大震災後のことですから、実は50年もかかったわけです(^^;)
日本の近代化を支えた繊維、鉄鋼、鉱業のように急拡大することはなく、地味に粘り強く辛抱してきた産業だと思っています。

この30年、革靴の製造業は縮小の一途を辿っています。
見方を変えれば、いま残っているメーカーは精鋭ぞろいだと言っても良いと思います。
以前革靴メーカーに勤務していた私は、今はそれを販売する立場に変わりましたが、今後も日本で靴を作っている人たちと一緒に頑張っていきたいと思っています。

靴の日をきっかけに、国産の革靴について考える人が増えたら嬉しいです。

オーダーシューズ 宮城興業 ES-18 アノネイハイランド

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震災から12年

2023.03.11

04.コーディネート, 14.出来事

店主の郷間です。

東日本大震災から今日で12年が経ちました。
あらためて亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。

以前も書いたと思いますが、私は当時宮城興業(靴メーカー)に勤務していたため山形県に住んでいました。直接的な被害は無かったものの、ボランティア活動などで被災地の様子を目の当たりにする機会もあり、忘れられない体験となっています。

以来、東京に住んでからもたびたび東北を訪れています。昨年秋にも青森へ旅行に行きましたが、また時間を作って、わずかばかりですが散財しに行きたいと思っています。

あの日、街は停電で真っ暗でしたが、雪で意外に明るく感じたことを覚えています。暖房(ファンヒーター)も使えず、寒い夜でした。
今日の東京は4月下旬並みの陽気との事で、冬物ではなく合服(あいふく)のスーツを着ていますが、寒かったあの日のことは昨日のことのように覚えています。

東北のことを想いながらそんなことを書いていたら、宮城に住んでいる友人から「最近どうしてる?」なんて電話がかかってきました。3月11日になると無性にソワソワして落ち着かないのは私だけではないようです。

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誰が音楽をタダにした?

2023.02.24

14.出来事

店主の郷間です。

「誰が音楽をタダにした?」(スティーヴン・ウィット著)と言う本を読みました。

30年前、音楽はCDを買って(もしくはレンタルして)聴くものでした。
ところが、20数年前にインターネットが普及し、mp3と言う圧縮技術が生まれることで音楽はタダで手に入る(違法です)ものになってしまいました(そうえばファイル交換ソフト「Winny」の映画がもうすぐ公開されますね)。
そこからさらに時代は流れ、現在ではCDもデータも所有しない、定額制ストリーミングサービスが主流になっています。それではレコード会社やミュージシャンが儲からないので、いつのまにか音楽ライヴの料金が2~3倍になりました。グッズ販売にも力を入れています。

ここ30年で音楽業界、というか私たちと音楽の関係性が大きく変化し、それ自体がとてもショッキングなことでしたが、30年で激変したのはファッション産業も同じです。
30年前と言えば、ユニクロの店舗が100店舗に近づき、広く認知されてきた頃です。のちに「失われた30年」と呼ばれる日本経済の低迷が始まったこともあり、この頃からファッションにお金をかけない人が増えていき、衣料品の国産比率は50%(1990年)から2%(2020年)になりました。現在は市場に安い商品が溢れる中、100万円以上するシャネルのバッグが売れている、と言う極端な状況です。

ファッション産業の末席にいる私は、どうすればこれからの時代も今の仕事を続けていけるか?
そんなヒントがあればと思いこの本を手に取り、内容はとても面白かったのですが、残念ながらヒントはありませんでした(^^;)

音楽業界では、約30年ぶりに(なぜかここでも30年がキーワードです)アナログレコードのリバイバルが起きています。
本書ではアナログレコードのようなニッチな話には触れられていませんが、私にとってのヒントは、もしかするとそのあたりにあるのかもしれません。

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通知表

2023.02.07

14.出来事

店主の郷間です。

先日、2022年度の確定申告を終えました。
深刻な顔をして数字と向き合うのはあまり得意ではないのですが、1年間お客様にどのくらいの愉しさを提供できたかということについての通知表だと思えば、やはり気にしないわけにはいきません。

早いものでコロナ禍が始まってから丸3年です。
通知表を見ると、ご来店が少なかったその時期に企画した商品やサービス、学んだ知識などが少しずつ芽を出し始めているような気がしています。今後に期待ですね(^^;)

さらに最近は、先日の記事でも書いた専門学校での講義など、また新しい挑戦の場もいただけるようになりました。
今年(と言ってももう2月ですが)はどんな年になるでしょうか。
引き続き、お客様に愉しんでいただくためにまずは自分が愉しむ、という精神で進んで参ります。

さて確定申告の次はインボイス発行事業者の登録か…

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Accsess/東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」徒歩4分
スカイツリーも近く、昭和の雰囲気が残る下町です。台東区、荒川区、足立区、葛飾区等、近隣のお客様も是非足をお運びください。来店お待ちしております。

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