ポロコート受注開始のお知らせ
2022/10/09
店主の郷間です。
当店で作れるコートは従来、チェスターフィールドコートだけでしたが、この秋よりポロコートが加わります。
まずは仕上がったサンプルをご覧ください。
生地:伊COLOMBO社 Wool Zibeline wool100% 480gms
着丈:100cm(身長170cm)
ポロコートの起源は1800年代後半の英国で、ポロやテニスなどのスポーツのインターバルや終了後に体を冷やさぬように着たコートだと言われています。1910年頃に米国のブルックスブラザーズがポロコートと名付けて商品化し、女学生の制服にも採用されるなど、男女問わずに愛されてきたコートです。
特徴的なディテールがいくつかあり、それについては後日あらためて紹介しますが、おおまかな印象としてはチェスターフィールドコートと比べるとゆったりとしたコート、という感じです。現代で言うベンチコートのような役割だと考えれば、ゆとりのあるシルエットは納得ですね。
画像2枚目、米国のシアーズ・ローバック社が1920年代に発行したカタログ(00’s~40’sヴィンテージファッション:ワールドフォトプレス社より抜粋)です。
右がチェスターフィールドコート、左がポロコートです。ポロコートのほうがゆとりが大きいのがお分かりいただけると思います。
画像3枚目、ブルックスブラザーズのポロコートを着た女学生(Brooks Brothers GENERATIONS of STYLEより抜粋)です。男性用として発売されたコートが女学生にも定着したのは、合わせを逆にして着られるダブルブレストであったことが大きいのでしょう。
位置づけとしてはフォーマルからビジネスまで対応するチェスターフィールドコートに対し、ビジネスからカジュアルまでのポロコート、という感じです。
ポロコートの定番色と言えばキャメル色ですが、ビジネスで使うならネイビーやグレーでも良いと思います。チェスターフィールドコートより砕けた印象なので、ツイードなどラフな素材で作るのもアリですね。
というわけで、ポロコートの展開を始めます。
価格の目安としては、160,000円(税込176,000円)からになります。
サンプルは私が着る予定ですので、持って帰っている場合があります。
実物をご覧になりたい場合は、事前にその旨ご連絡ください。
フィボナッチ紳士洋品店
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