フィボナッチ紳士洋品店

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カナパのホップサック

2025/02/02

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

ようやく春夏の生地の入荷が始まりました。
今日はその中から、イタリアはFRATELLI TALLIA DI DELFINO(デルフィノ)のホップサックを紹介します。

FRATELLI TALLIA DI DELFINO CANAPA

ホップサックはホップ(ビールの原料になる植物)を入れる麻袋のことですので、当然ですが素材は麻でした。しかし現在は素材というより、HOPSACK WEAVE(ホップサック織り)という織り方で織られた生地全般を指すのが一般的です。斜子(ななこ)織りやバスケット織りと同じものです。

というわけで、当店が取り扱うホップサックは、ウール100%、ウール/モヘア混、ウール/ポリエステル混など様々です。
ではデルフィノのホップサックの素材は何でしょうか?

表示を見ると、CANAPA75%/WOOL25%とあります。
CANAPA(カナパ)という単語はあまり聞き慣れませんが、イタリア語で大麻という意味です。英語ではHEMP(ヘンプ)ですね。大麻と聞くとドキッとする方もいるかもしれませんが、成熟した茎を繊維にしたカナパは燃やして吸っても何も起こりませんし、逮捕されることもありません(^^;)

特徴は、何といっても吸湿性が高いこと。高いと言われている亜麻(リネン)より上で、耐久性にも優れています。
反面、太く硬い繊維であるイメージが強いのですが、このカナパは驚くほどソフトです。
「繊維の実際知識」(中村耀著・東洋経済新報社)という本の大麻のページには、「品質的にもっとも優良なものを生産するのはイタリアである」との記述があります。確かにカナパの柔らかさ、優良です。
ウールのホップサックと比べ、植物性繊維特有の色ムラがあるので、これは好みによると思います。

FRATELLI TALLIA DI DELFINO CANAPA

カナパを使った生地には他に、チェック柄の綾織りがあります(画像2枚目)。
吸湿性は高いのでしょうが、通気性の高い織り方ではないので、ちょっと真夏は難しいかもしれません。こちらは、春・秋の着用を想定してください。

少ない水で育ち農薬を使わずに育てられることから、環境負荷の面でも注目されている大麻(カナパ)、ぜひ店頭でサンプルをご覧ください。

●FRATELLI TALLIA DI DELFINO「CANAPA/WOOL」の場合●
ジャケット 85,800円(税込)~

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