ホーウィン・クロムエクセルのモンキーブーツ
2024/09/25
店主の郷間です。
6月22日の記事で、オーダーシューズの革の選択肢にアメリカ・ホーウィン社のクロムエクセルという革が加わった、というお知らせをしました。その際にも書きましたが、この革が加わるということは、ドレス・ビジネス中心だったオーダーシューズがカジュアル方向に大きく幅を広げるということになり、とても意味があることだと思っています。
具体的にはどういうことなのか、実際に靴を見てみないと分かりませんよね。
というわけで仕込んでいたサンプルがやっと出来上がりました。
デザイン:ES-38 Monkey boots
革:HORWEEN CHROMEXCEL 黒オカ
ソール:TUFFSTUDソール(ラバーソール)
その他:Wソール、5mm平紐
モンキーブーツとは、いわゆる Lace-to-toe(つま先まで紐が通っている)ブーツの一種です。
チェコ軍のブーツや、電気工事に携わる人(ラインマン)のためにアメリカで作られたブーツなど、起源については諸説あるようですが、どちらが先かは別として、前者が英国に渡りドクターマーチンをはじめとしたモッズファッションに取り入れられ、後者がレッドウィングなどが作るワークブーツとして定着していきました。
いずれにせよ、レザーはカジュアルなものを選ぶのがセオリーですので、厚みのあるステアハイド(成牛の革)にオイルをたっぷり浸み込ませたクロムエクセルが適していないはずがありません。
オイルドレザーは伸びたり屈曲したりする部分の色が明るくなる(プルアップする)のが特徴なので、その変化が分かりやすい茶系の革が人気ですが、今回のサンプルは黒オカ(芯まで染めていない黒)を選びました。
茶系のオイルドレザーのブーツは既に持っている、という個人的な理由です(^^;)
想像以上に良い感じに仕上がったので気分が上がっています^^
レッドウィングやドクターマーチンではない休日用のモンキーブーツをお探しの方に、気に入っていただけるのではないかと思います。
さすがにビジネススーツに合わせるのはNGですが、コーデュロイやモールスキン、ツイードを使ったビジネスカジュアルであれば、使えるシーンも多いのではないかと思います。
画像では、ジーンズや厚手のコットンドリル(≒チノ)に合わせてみました。
他にクロムエクセルとの相性が良いデザインは、外羽根プレーントウ、外羽根ウィングチップ、カントリーブーツ、サイドゴアブーツなど。今回のようなES木型も良いですが、MD木型ならどれでも間違いありません。
このサンプルは私が履いて帰ってしまう可能性もありますので、ご覧になりたい方は事前にご連絡ください。
オーダーシューズ 58,300円(税込)~
クロムエクセル +28,600円(税込)~
当店は山形県南陽市の宮城興業ふるさと納税お仕立券に対応しています。
フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://fibo.stores.jp/ (オンラインストア)
https://bit.ly/3CPpV7R (メルカリショップ)
https://www.facebook.com/fibonaccijp/ (Facebook)
https://twitter.com/Fibonacci_JP (Twitter)
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/ (Instagram)
https://www.youtube.com/@fibonaccitokyo (Youtube)
https://podcastranking.jp/1659942771 (ポッドキャスト)