トリコットポロシャツのオーダー
2024/08/05
店主の郷間です。
皆さんはファッションに関するオーダーメイドというと何を思い浮かべますか?
そもそもオーダーメイドは和製英語なので、本来はメイド・トゥ・メジャー(MTM)とかビスポークと呼ぶべきですが、それは一旦横に置いておきましょう。
多くの方が、仕事用のスーツやシャツと答えるのではないでしょうか。
スーツを誂える店は明治時代から存在しますので、経験があるかどうかは別として、スーツやシャツをオーダーするという行為は長い歴史の中で広く認知されています。
そのため、新しいスーツやシャツを購入する際に「オーダーするか、既製品にするか」という選択から始めるという方も少なくないはずです。
当店では、仕事用のスーツやシャツ以外にも色々なものがオーダーできます。
しかし、例えばTシャツやポロシャツが欲しいと思ったとき、オーダーメイドという選択肢を思い浮かべる人がどれだけいるでしょうか。
カジュアルアイテムをオーダーすることはまだまだ認知されていないのです。
必要な時に思い出していただけるよう、コツコツと情報発信して参ります。
というわけで、N様よりご注文をいただいたポロシャツの仕上がりです。
衿型:カッタウェイカラー
生地:トリコット ネイビー Polyester100%
その他:ポロ仕様
生地は大きく織物(テキスタイル)と編物(ニット)に分類されます。
前者は伸び縮みが少なく丈夫、後者は伸縮性があり柔らかのが特徴です。
一般的に織物はスーツやシャツに使われ、編物はTシャツやセーターに使われます。
では、今回のポロシャツに使った「トリコット」とはどんな生地でしょうか。
トリコットは、編物(ニット)の一種です。tricotと書くのでトリコとかトリコゥが正しい発音でしょうが、日本ではトリコットという呼称が定着しています。経編(たてあみ)とも言います。
特徴は織物と編物の中間だと思ってください。
伸縮性が高い割にしっかりしている(型崩れしにくい)という感じです。
通気性も高いのでスポーツウェアに適しています。
私はやせ型なので、フィットするサイズを既製品で選ぶと、いつも着丈が短すぎるのが不満でした。オーダーすればそんな心配はありません。
素材だけでなく、サイズや衿の形など、シャツのように細かく指定できるオーダーポロシャツ、ぜひ一度お試しください。
N様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。
オーダーシャツ 15,400円(税込)~
フィボナッチ紳士洋品店
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