フィボナッチ紳士洋品店

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純国産ツイード・The J.SHEPHERDS

2023/08/04

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

秋冬用の生地が続々入荷していますので、どんどん紹介します。
今回は純国産ツイード、The J.SHEPHERDS(ジェイシェパーズ)です。

日本の羊飼いを意味するブランド名は、日本で育てられた羊毛だけを使用していることを意味しています。
戦後の資源不足で羊毛の需要が高まり、昭和30年代には約100万頭の羊が国内で飼育されていました。しかし、羊毛の輸入量増加に伴い、国内の羊は食用にシフトしながら減少して行き、現在では約2万頭になりました。
ところが時代の変化と共に羊肉もほとんどを輸入に頼るようになり、食用だけを目的に羊を育てることで生計を立てることは難しくなりました。そこでふたたび注目が集まているのが羊毛です。

そんな時代の流れもあり、生まれたのが国島株式会社のThe J.SHEPHERDS。
羊を育てている日本の牧場の自然の風景をイメージして織られたツイードのブランドです。
今はまだ色・柄の展開も充分ではありませんが、このブランドの成長が、国産羊毛が見直されるきっかけになって欲しいという願いも込めて、取り扱いを決めました。

THE J.SHEPHERDS ジェイシェパーズ 国産ツイード

ではコレクションを見ていきます。
今のところ2年に1度のペースで新作が出ています。
現在オーダー可能なのは、デビューの年である2020年(白い台紙)と、第二弾にあたる2022年(黒い台紙、2021と表記されているのは2021年に収穫した原毛という意味)のコレクションです。
先日、工場に今年収穫された原毛が届いたそうなので、この原毛を使って織られる生地が来年の新作になります。

J.SHEPHERDS 2019 tweed

2020年のコレクションのうち、2品番が品切れです。
実際の生地が見られるのは3品番、あとは画像でご覧いただく形となります(来月には全て実際の生地をお見せできるよう準備中です)。

J.SHEPHERDS 2021 tweed

実際に生地を見ていくと、ヴィンテージのツイードのような目の詰まっていたゴワゴワした生地もあれば、イマドキなふんわりした仕上がりのモノもあります。私としては前者が好みですが、これからどちらの方向でブランドの特色を出していくのかも愉しみです。

目付は、私がいつも使っているgms(1平方メートルあたりの重さ)で言うと、380~410gmsくらいです。使いやすい目付だと思いますが、今後もっとヘヴィなモノが増えたら嬉しいですね。

というわけで純国産ツイード、取扱開始です。
ご相談お待ちしております。


●J.SHEPHERDSの場合●
ジャケット 82,500円(税込)~

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