店主の郷間です。

今日はイタリアはLORO PIANAの生地を紹介します。
繊細で艶やかな生地が得意な高級ブランドというイメージを持つ方も多いと思いますが、今回紹介するのはそんな印象を覆すようなコレクション、ZELANDER（ジランダー）です。

ネーミングは、ニュージーランド産のメリノウールを使用しているということを表しています。
その意味では本来、ZEALANDER（ジーランダー）と言うべきなのでしょうけど、商標登録をするために1文字取ったのでしょう…多分。

特徴は、

●防シワ性
●通気性
●耐久性
●光沢は抑えめ

そう、私が好きな条件を備えています^^
目付は270gms、細かく言えば春・秋の合服（あいふく）向けだと思いますが、スーツを着る機会が多くない方が、オールシーズン用のスーツとして持っておくのも良いのではないかと思います。

春夏に重点を置きたければ、ZELANDER NATURAL STRETCHという230gmsのコレクション（画像2枚目）も取り扱っていますが、防シワ性や耐久性は当然落ちてしまいます。

興味あるけどLORO PIANAって高そうだな～と思った方、ZELANDERの最後の特徴は、価格が手ごろであることなのです。
ぜひ店頭で直接生地をご覧ください！

●LORO PIANA「ZELANDER」「ZELANDER NATURAL STRETCH」の場合●
オーダージャケット
・SILVER LINE 54,000円（税抜）～
・GOLD LINE 92,000円（税抜）～
オーダースーツ
・SILVER LINE 80,000円（税抜）～
・GOLD LINE 123,000円（税抜）～
オーダートラウザーズ　37,000円（税抜）～

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
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店主の郷間です。

私たちの街をもっと好きになる情報紙「すみだノート」No.11（2021春号）が届きました。
今回は「すみだの博物館」特集です。

墨田区には江戸東京博物館のような有名なところから、小規模でマニアックなところまで、様々な博物館があります。
私が知らなかったところもたくさん載っているので、今度すみだノートを片手に巡ってみようと思います。
特に江戸小紋博物館や藍染博物館、興味あるなぁ…

すみだノートは店頭で無料配布中です。
当店にいらしたついでに墨田区を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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店主の郷間です。

新作のオリジナルネクタイが2種、入荷になりました。
どちらもデッドストックの生地を使用して作りました。

1本目はシルク70%・ウール30%のペイズリー柄。
柔らかな質感と深みのある色合いが魅力です。
地味なネクタイだとは言いませんが、派手すぎず大人っぽい渋みがあり、コーディネートのアクセントになってくれる色柄ではないでしょうか。
入手できた生地の都合で4本限定になります。

2本目はシルク60%・ウール30%・ナイロン10%の無地（織柄）。
グリーン・グレイ・ホワイト・ブラックの色が混じった複雑な色合いが魅力です。
一言で表現できない色がカッコ良く見えるのは私だけでしょうか。
通年使用できる生地だと思っていますが、毛羽があるので秋冬のほうが使いやすそうです。
というわけで秋にかけて焦らずに販売します(^^;)

こちらは8本限定で製作しましたが、店頭でご覧になったお客様にさっそくお買い上げいただきましたので、残り7本になります。

価格はどちらも11,000円（税込）です。
店頭とオンラインストアの両方で販売致します。

↑そういえば4月から税込表示が義務化されるんだそうです。
税込表示の場合、将来もし消費税率が変わったら各媒体に掲載している金額も変更しなくてはならないことはもちろん、お客様が「価格が記載されている記事の日付を確認して」「増税前であれば増税分を上乗せして計算する」必要が出てきます。
私は税抜表示で統一し、「現在の税率分を上乗せする」ほうがシンプルだと思うのですが…
事の是非はさておき、4月に向けて税込表示に統一して参ります。

新商品の紹介だというのに財務省への愚痴を言っちゃぁいけません(^^;)
どちらも自信を持ってお薦めできる仕上がりです。
宜しくご検討ください！

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春雷は春の知らせと言いますが、昨日の雷を境に本格的に春が始まったような気がしますね。
今朝、まだダウンジャケットを着ている人を見かけましたが、そろそろダウンやコート関係は休ませたほうが良さそうです。

さて、T様よりご注文をいただいたオーダーシャツの仕上がりです。
昨春にスタートしてからご好評いただいているオーバーシャツのシリーズから、サファリシャツをお作り致しました。

デザイン：オーバーシャツ　テーラーカラー

生地：英国ハードマンズ社リネン（麻）100%　白

2月7日の記事で紹介したオーバーシャツ専用生地の中にも、通常より肉厚でサファリシャツに合いそうなモノがあります。

記事はこちら　オーバーシャツ専用生地入荷

ラフなイメージのサファリをあえてリバティの花柄で作ってみる、というのも洒落ていると思います。

記事はこちら　リバティ受注開始

暖かくなったこのタイミングで、そろそろ春夏の装いをどうするか考え始めてみてはいかがでしょうか。
ご相談お待ちしております！

T様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーオーバーシャツ　10,000円（税抜）～

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東京は強い雨が降っており、土砂崩れで電車が止まっているところもあるそうです。
外出される皆様はくれぐれもお気をつけください。

さて、S様よりご注文をいただいたオーダーシューズの仕上がりです。

デザイン：ES-01　内羽根プレーントウ

革：キップ（仔牛の革）黒

ソール：レザーソール

内羽根のプレーントウはビジネスはもちろん、内羽根ストレートチップに次いでフォーマル度の高いデザインだとされていますので、冠婚葬祭にも対応できる便利なデザインです。

ところで、そんな便利なプレーントウが、ストレートチップより少しだけ贅沢なデザインだというのはご存じでしょうか？
革靴用の革を裁断するとき、爪先部分のパーツは1枚の革の中で最も質の良い部分を使います。最も目立つ部分ですので当然ですね。
つまり、爪先部分のパーツが大きいデザインほど、良い部分を多く使っているというわけです。
その意味で最も贅沢なのはホールカット（ベロ以外が1枚の革で出来ているデザイン）で、ブランドによってはホールカットだけ価格設定が高い場合があるのはそんな事情があるのです。

均質な合成皮革はどこを裁断しても大きな違いはありませんが、本革は型入れ（どの部分を裁断するか決める作業）に手間がかかります。
作った職人達の苦労を噛み締めながら（踏み締めながら？）、大切に履いてもらえると嬉しいです。

S様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシューズ　38,000円（税抜）～

当店は山形県南陽市の宮城興業ふるさと納税お仕立券に対応しています。

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今日はサイフの日なんだそうです。3/12でサイフという語呂合わせです。
もともとはスタイル株式会社というところが制定したそうですが、（社）日本ハンドバッグ協会なども謳っているので、業界全体で統一されていると考えて良さそうです。

それに対して乱立気味なのが靴の記念日。
3/15「靴の日」、9/2「ダイアナの靴の日」あたりが有名ですが、ほかにも「いい靴の日」「くつやの日」「靴市の日」などがあるのです。
記念日の狙いは業界全体が同じタイミングで商品をアピールすることにあると思うのですが、これだけ分散してしまうと意味がありませんよね。1932年に日本靴連盟が定めた3/15「靴の日」に統一したら良いのではないかと私は思っています。

それはさておき。
約1年ぶりに私のサイフの近況をお伝えします(^^;)
8年前に購入したWILDSWANSのBYRNE（バーン）というモデルです。
日々触って手の脂を補充しているので（笑）、ほとんどクリームは塗りません。
20年くらい使いたいと思っているのですがこの様子だと余裕で達成できそうです。
その前に現金を持たない時代が来るのでしょうかね、寂しいなぁ…

ふと思ったのですが、BYRNEって往年のロックバンド、トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンから取ってるのでしょうか？
ネーミングもカッコいいです。

普段はカバンやポケットに入れっぱなしで、あまりじっくりサイフを見ることがないかもしれません。
今日は自分のサイフを点検する日にしてみてはいかがでしょうか。

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東日本大震災から明日でちょうど10年になります。
10年前の3月11日、私は宮城興業（山形県の革靴メーカー）で仕事をしていました。
地震の直後から停電が起こりテレビからの情報が得られないなか、Twitterの小さな画面から流れてくる津波の動画はフィクションのようで、事の重大さを理解したのは翌日停電から復旧しテレビの特別番組を観た時だったように記憶しています。

それから約3週間後、会社の靴を支援物資として宮城県石巻市（宮城興業の創業者の出身地でもあります）に運びました。
その頃はある程度瓦礫が撤去されて綺麗になったきていましたが、そこには何もかも（建物も家具も、生活の匂いすらも）が無くなってしまっていました。元の風景を知らない私は、初めからここには何も無かったのではないかという錯覚を覚え、しばらくは悲しい気持ちも起こらないほどでした。

隣県にいたとはいえ直接被災していない私には、理解しようとしてもできないことがたくさんあります。
理解することはできなくても、つながりを持ち続ければ少しは意味があるのかもしれないと思い、その後もボランティアや遊びで何度か石巻を訪れています。最近はコロナの影響で行けずにいるので、収束したらまた必ず行こうと思っています。

画像は震災から1年半後の、石巻市立門脇（かどのわき）小学校。
迅速な避難により当時学校にいた児童や職員に犠牲者は出なかったそうですが、流されてきた自動車から校舎へ引火し3日間燃え続けたそうです。

早いものでもう10年。
あらためて被災地に想いを寄せるきっかけにしたいと思います。

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I様よりご注文をいただいたオーダーシャツの仕上がりです。

衿型　セミワイドカラー
生地　白ブロード（ドレスシャツの定番生地。別名ポプリン）
カフ　ダブルカフス

ダブルカフスとは、袖口が折り返されている仕様のこと。
ボタンではなくカフリンクスで留めることから装いの幅を広げてくれます。

ダブルカフスを試してみたいけどどんなカフリンクスを選んだらいいのか、どこで買えばいいのかわからないという方のために、オーダーシャツのオプションとして「クレストボタン」を用意しています。
画像2枚目の右上にある4点がクレストボタンです。貴金属を身に着けることに慣れていない男性は、まずはクレストボタンから始めてみることをお勧めします。
色は全9色、オーダーシャツのオプションですので単品での販売はしておりません。

左側の2点は、私物のカフリンクスです。
私は色々なカフリンクスを使っていますが、特に靴がデザインされたものは無条件に買ってしまう癖があります(^^;)

最後に画像の中央、当店で取り扱っている三代秀石の江戸切子カフリンクスです。
日本の伝統工芸を洋装に取り入れる場合、どうしても和風の匂いが出てしまい上手く馴染まないことが多いのですが、このカフリンクスは洋装の一部として自然に溶け込んでくれる逸品です。
それは、三代秀石・堀口徹さんのセンスはもちろんのこと、江戸切子のルーツがアイルランドのカットグラスにあることとも無関係ではないのかもしれません。

皆さんも装いが楽しくなるダブルカフスのシャツ、一枚持っておいてはいかがでしょうか？

I様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシャツ　10,000円（税抜）～
クレストボタンオプション（2個セット）　1,200円（税抜）

三代秀石江戸切子カフリンクス　70,000円（税抜）

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私のような商売はどうしても土日にご来店が集中するのですが、空き時間を見つけてはハンドペイントの作業をしています。
今日も、当店オリジナルカラーの藍下黒（あいしたぐろ）に染める作業を進めました。

画像は片足だけ、一度目の染めをしたところです。
この作業を数回繰り返してしっかり染料を浸透させます。
途中からは見た目に大きな変化はありませんが、色を抜けにくくするために大切な工程です。
そんな地味な作業は得意なほうなので、私にとっては楽しい時間です。

オーダーシューズ　38,000円（税抜）～

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この春は「自粛解除後のアクティブな休日」に身につけたくなるモノをいくつか提案していますが、そのイメージにピッタリなO様のオーダーシューズを紹介します。

１．デザイン

ES-25 サドルシューズ

２．革

オプションレザーのCFステッド・スーパーバックのROYAL（ネイビー）と、スムースレザーのネイビーのコンビネーション

３．ソール

TUFFSTUDソール

レースステイ（紐を通す部分）に馬の鞍（saddle）のような切替が入っていることが特徴的なサドルシューズは、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンに対応できるデザインです。
革の組み合わせによって大きく印象が変わりますので色々お見せしますね。

まずは画像1枚目、O様の靴。
ネイビーの素材違いのコンビネーションは、派手ではありませんが地味でもない、絶妙なバランス感ですね。
ジャケパンなどのビジネスカジュアルに取り入れても良いでしょうし、お休みの日に履く靴としても活躍してくれそうです。

画像2枚目はダークブラウンのスムースと型押しのコンビネーション。これならビジネススーツとの相性も良好です。
よくみると実はサドルシューズで、しかもコンビネーションだったという控えめな主張がカッコ良いと思います。

画像3枚目、白×スエード赤のゴルフシューズです（スエード赤は廃番です）。
白×黒、白×赤などコントラストの強いコンビネーションの場合はスポーティーなニュアンスが強く出ます。ゴルフシューズだけではなく、休日のカジュアルシューズとしても人気の配色です。白の部分をベージュにししても良いですね。

バーガンディとスエード焦げ茶のコンビ（バーガンディは廃番です）。
オプションでアイレットにハトメ（金具）を付けるとカジュアル感がアップします。
濃い目のデニムなどと相性が良さそうです。

というわけで、様々なサドルシューズを紹介して参りました。
既製品ではなくたくさんの革の中から選択してオーダーするからこそ、楽しさが倍増するデザインです。
春のシューズとして1足いかがでしょう？

O様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシューズ　38,000円（税抜）～

当店は山形県南陽市の宮城興業ふるさと納税お仕立券に対応しています。

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