フィボナッチ紳士洋品店

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誰がメンズファッションをつくったのか?

2023/03/22

14.出来事

店主の郷間です。

WBCで日本代表が優勝しましたね(開店前だったので観てました)!
最終回に大谷が投げて最後の打者がトラウト…笑ってしまうほど出来過ぎた展開でした。
チームの皆さん、ファンの皆さんおめでとうございます。

さて、最近「誰がメンズファッションをつくったのか?」(ニック・コーン著)と言う本を読みました。

TODAY THERE ARE NO GENTLEMEN 英国男性服飾史

第二次大戦後から1960年代末までの英国のメンズファッションの流れを網羅している本です。
テッズ、モッズ、ヒッピー、スキンヘッド、ローリングストーンズ、ビートルズと言ったキーワードが気になる方は読んでみても良いかもしれません。サヴィルロウを中心としたテーラードファッションや、70年代のパンク以降のムーブメントについて知りたい人は読まなくて良いと思います。
あと、25年にも渡る変遷を取材して文章にした作者のことを凄いとは思いますが、読み物として面白いかと言うと…(^^;)

どんなスタイルでも、流行と名が付くものの流れには共通点があるような気がしました。

・前の時代のアンチテーゼとして新しいスタイルが生まれる
・生まれたばかりのスタイルは価格が高いこともあり、一部のファンにしか理解されない
・オリジナルを模倣し安い価格で提供するブランドや店が現れた頃、メディアが取り上げて流行と呼べる状態になる
・初期のファンが離れていく
・こだわりのない商品が市場に増え、そのスタイル全体が格好悪いものになり、新たなアンチを生む

この繰り返しです。

最近は様々な情報が溢れ、社会全体が1つの流行に染まることはなくなりました。人種や性別だけではなく、ファッションも多様性の時代です。それはつまり、闘う対象がなくなったということでもあります。これからのファッションはどのような意味を持つのでしょうか?いかにも20世紀的なこの本を読んでそんなことを考えました。

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