佐伯祐三「コルドヌリ」
2022/07/29
店主の郷間です。
最近の休日は秋冬の打ち合わせ続きです。
新しい企画などを考えるのは大好きなのですが、本を読んだり映画館に行ったりして、仕事とは別の刺激を受ける時間も必要です。
と言うことで、店にいながら何かを感じられるよう、店内に絵を飾ることにしました。
![佐伯祐三 靴屋 コルドヌリ](https://fibonacci.tokyo.jp/fn/wp-content/uploads/2022/07/APC_1972-1024x1024.jpg)
佐伯祐三の「靴屋(コルドヌリ)」という作品です。
フランス語のcordonnerieは靴修理と言う意味ですので、正確には(佐伯が住んでいたパリにある)靴修理屋を描いた作品でしょう。
中央に見える棚にはソールやヒールの部材、そして入り口にぶら下がっているのは修理済みの靴でしょうか。
なんとなく、下町の洋品店に飾るのにピッタリな絵だと思いませんか?
ところで最近美術館のミュージアムショップなどで、3Dプリンタで複製した絵画を見かけることが増えました。
私が持っているのは「絵」と言いながらただの2次元の印刷物ですので物理的な立体感を感じることはできませんが、3Dプリンタによる複製は油彩画っぽい立体感があり、格段に本物に近い感覚です。
こんな分野でも技術の進歩で大きな変化が起こっているのですね。
でも、複製の技術が上がったり、リモートから気軽に観ることができる時代になったとしても、「本物を直接観る」ことに最も価値があると言うことは忘れずにいたいものです。
今回つくづく思いましたが、店に絵をたくさん飾ったとしても、やはり美術館に行く代わりにはなりませんね(^^;)
洋服や靴も、素材や作りを実際に見て触ってみないと、本物を見る目は育ちません。
オンラインストアも展開している私が言うのも何ですが(^^;)、ご来店可能な方はぜひ店頭で実物をご覧になってみてください。理解が深まれば深まるほど、装うことがの楽しさが増すはずです。
フィボナッチ紳士洋品店
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