手指消毒用アルコールが革に付いたら
2021/08/18
店主の郷間です。
昨日飲食店で会計をした時、店員さんがお釣り(硬貨)に消毒液を吹き付けて(濡れた状態で)渡してくれました。
気持ちはありがたいのですが、このまま財布に入れると革の財布が色落ちしてしまうのです。
最近はどこの店に行っても入り口に消毒液がありますが、思ったより大量に出てしまって、靴やバッグに付いたことはありませんか?
消毒液のほとんどはアルコール性(エタノール)で、革に浸透すると色落ちやシミが起こってしまいます。
画像は、革の端切れに店に置いてある消毒液(エタノール76.9~81.4%。厚労省推奨は70%以上)を3滴落とし、乾燥した時の状態です。
中央に3か所、色落ち(輪ジミ)があるのがわかるでしょうか?
それほど目立たなければ味のうちだと思いますが、大切な靴やバッグに大きな色落ちができてしまったらショックですよね…
こうなった時に自分でなんとかしようとする方も多いと思いますが、もがけばもがくほど泥沼にはまることが多いケースです。
気になる場合には、プロに相談することをお勧めします。クリームを塗ったりすると逆効果になる場合もありますので、できるだけ何もせずにご相談ください。
当店ではこのようなトラブルにも対応しています。
一旦お預かりして修理の可否・可能なら見積金額や納期を提案し、ご了解をいただいたうえで進行させていただきます。
あたりまえですが、一番大事なのは「消毒液が革に付かないよう気を付ける」ことですよね。
コロナがある程度収束しても、継続して消毒液を置く店も多いのではないかと思います。
上手に付き合っていきましょう。
フィボナッチ紳士洋品店
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