DRAGOのSOLARO(ソラーロ/サンクロス)
2021/05/25
店主の郷間です。
春夏用のスーツ地、イタリアDRAGO(ドラゴ)社のSOLARO(ソラーロ)を紹介します。
ソラーロは別名をサンクロス(sun cloth)と言い、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)に異なる色の糸を使った綾織りの生地です。表側から見えるのは主に経糸の色ですが、角度によって変化する玉虫色が特徴です。
太陽が似合うその華やかな色味からイタリア的な装いに取り入れられることが多い印象ですが、実は英国の軍人が、日照時間の長い熱帯の植民地で着用するために生まれた、色が褪せにくい実用性を持った素材です。
ドラゴのソラーロが面白いのは、色数の多さ。
全部で8色、それぞれ無地とヘリンボーンがあるので16種類あります。
ソラーロだけでよくもこんなに揃えたものです(^^;)
目付は250~260gms。
熱帯と言えば、昨今の日本の夏は暑くなりました。
東京都の8月の最高気温の平均を調べてみたら、30年前(1981年)は30.0℃、去年(2010年)は34.1℃です(^^;)
世間の風潮としては「暑けりゃ薄着しろ」一辺倒で、もちろんそれもわかるのですが、スーツの素材をウールより涼しいリネン(亜麻)やモヘア混にしたり、今回のソラーロのように変退色しにくいモノを身に着けるなど、先人の知恵に学びなおすことがあっても良いのではなかと思います。
どちらが正しいとかではなく、場面によって装いを意識的に使い分けられる人が増えたら嬉しいですね。
夏の日差しが似合う、ソラーロの紹介でした。
DRAGO以外のソラーロもありますので、店頭でサンプルをご覧ください。
●DRAGO ’SOLARO’の場合●
オーダースーツ
・SILVER LINE 101,200円(税込)~
・GOLD LINE 149,600円(税込)~
フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
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