ひとはなぜ服を着るのか(鷲田清一)
2020/11/07
店主の郷間です。
「ひとはなぜ服を着るのか」(鷲田清一)を読みました。
衣服と身体の関係、衣服と社会の関係からモード(流行)論まで、ファッションの意義についての基本的な部分が学べる良書だと思います。
ウンチクが書いてあるわけではなく、着こなしの参考にもなりませんのでご注意ください(^_^;)
著者は、衣服は単なる身体の覆いではなく「〈わたし〉の社会的な輪郭」だと言います。
人は、社会と接している〈わたし〉の境界線を見て、年齢、性別、職業、性格といった「わたしは何者であるか」を想像します。もちろん境界線は衣服だけではなく、髪型、化粧、タトゥーなども含まれます。
そこで思い出すのがマスクの存在。現在、マスクほど、着けないことで人々の心を乱すモノはありません。そんな新しい「社会的な輪郭」が生まれた今こそ、こんな本を読んで思索に耽ってみるのも良いかもしれませんよ。
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