なぜ革靴は蒸れにくいのか
2025/07/28
店主の郷間です。
暑い季節に気になるのが、靴の蒸れです。
不快なだけでなくニオイにもつながるので、なるべく蒸れにくい靴を選びたいものです。
ところで皆さんは、革靴がスニーカーより蒸れにくいことをご存じでしょうか?
もちろん革靴もスニーカーも色々ですので全てがそうだとは限りませんが、蒸れにくい理由が分かれば快適な靴を選ぶ参考になると思います。
人間は、汗をかくことで体温を調節しています。体温調節に重要なエクリン汗腺は全身にありますが、特に多いのが額、手のひら、そして足の裏なのです。
つまり、足の裏の汗の対策次第で靴が蒸れるかどうかが変わってくる、と言うわけです。
対策は簡単、「中底が汗を吸収する素材であること」です。
中底とは靴の中に見える、足の裏が触れる部品のことを言います。
中底に本革を使うことで、汗を吸収し蒸れを防いでくれるのです。


もちろん蒸れを防いでくれるのは中底だけではなく、ライニング(内張り)に本革を使っていることも重要な条件ではありますが、やはり中底が、発汗しやすい足の裏の汗を吸収してくれる素材であることが最も大切だと思います。
ただし、全ての革靴の中底やライニングが本革なわけではありませんので注意が必要です。アッパーの外側には本革を使っていても、見えにくい部分は合皮を使っている、というのはよくある話です。
この話からも分かる通り、一日中履いた革靴は汗をたくさん吸収しています。
毎日同じ革靴を履くと、吸収した水分が乾いていないので蒸れやすくなります。
また、靴の中で菌が繁殖しやすくなり、イヤなニオイが発生します。
これが、革靴はローテーションさせて履くのが大切である理由のひとつです。
「革靴は蒸れやすい」と思っていた方も、ぜひ本革の中底を使った革靴を履いてみてください。
先入観が覆るかもしれません。
オーダーシューズ 58,300円(税込)~
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