藍下黒のホールカット
2024/11/01
店主の郷間です。
N様よりご注文をいただいたオーダーシューズの仕上がりです。
デザイン:CS-108 wholecut oxford
革:ハンドペイント藍下黒
ソール:レザーソール(革底)
1枚の革で作られている、ホールカット(wholecut)と呼ばれるデザインを、当店オリジナルの藍下黒(あいしたぐろ)の染料で手染めして仕上げました。
屋内で見ると黒に見え、屋外では藍色に見えるくらいのバランスを意識して染めています。画像は自然光の入る所で撮影していますので、横に置いた黒靴との違いを感じていただけると思います。
靴に限ったことではありませんが、私は「よく見たら実は…」といった控えめな個性が好きなようです。
手染め(ハンドペイント)を希望される場合は、特有の色ムラが綺麗に出るので、できるだけシンプルなデザインにされることをおすすめしています。その意味では、カカト部分にしか接ぎ目のないホールカットは最善の選択だと思います。
藍下黒は、江戸時代の紋付の中で最も格調が高いとされた色がその語源ですので、革靴に取り入れてもやはりドレッシーな印象です。黒・茶に続くビジネスシューズの選択肢としていかがでしょうか。
N様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。
オーダーシューズ 58,300円(税込)~
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フィボナッチ紳士洋品店
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