店主の郷間です。

半袖シャツのサンプルを作ってみました。
今年はもうお盆を過ぎているので、来年の夏に向けてのサンプルです。

衿型：ワンナップカラー
生地：オレンジ×ネイビー 綿100%
その他：高瀬貝ボタン

オレンジ(ブラウン？)地に大きなネイビーの花柄が南国を感じさせるシャツです。
ポイントはワンナップカラーと言う、いわゆる「開襟シャツ」であること。
台衿ボタンを留める必要のないカジュアルな半袖シャツ用の衿型として、ワンナップカラーを提案します。
当店オリジナルのグルカショーツとの相性もバッチリなシャツになりました。

半袖シャツと言えば、先日友人から「ビジネスで半袖シャツを着ることについてどう思うか」と質問されましたので、以前にも触れたことがありますが、あらためて私なりの考え方を書こうと思います。
昨今のビジネススタイルは「クールビズ」と「カジュアル化(カジュアルダウン)」という2つの流れが同時に存在し、この2つの線引きが難しい場合も多いのですが、考え方を整理するために分けて話をします。

スーツスタイルにおいて、もともとシャツは上着の中に着る下着です。上着の衿や袖口が汚れぬよう、シャツは衿の付いた長袖のデザインになっています。
時代は流れ、クールビズが始まり、上着とネクタイを身に着けないビジネスマンが増えました。着ていたものを省く(軽装にする)のがクールビズだとしたら、上着とネクタイが省かれて、残るのは長袖シャツということになります。上着を着ることを想定していない半袖シャツは、スーツスタイルの範疇に入りません。

次に、カジュアル化の角度から考えてみます。
カジュアル化とは着ているものを省くことではなく、別のものに置き換えることです。職場によって濃淡はありますが、例えばウールのトラウザーズがチノパンになったり、ワイシャツがポロシャツになったり、革靴がスニーカーになったりすることです。
その意味では、長袖シャツが半袖シャツになっても何の不思議もありません。

ビジネスシーンにおける半袖シャツの是非を考えるには、まず自分の装いがクールビズなのかカジュアルダウンなのか考えてみると良いのかもしれませんね。

というわけで、ビジネスで着るかどうかは別として、来年に向けて半袖シャツをご検討ください。

オーダーシャツ　15,400円（税込）～

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://fibo.stores.jp/ (オンラインストア)
https://bit.ly/3CPpV7R (メルカリショップ)
https://www.facebook.com/fibonaccijp/ (Facebook)
https://twitter.com/Fibonacci_JP (Twitter)
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/ (Instagram)
https://podcastranking.jp/1659942771 (ポッドキャスト)