フィボナッチ紳士洋品店

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ハプスブルク家

2024/01/08

14.出来事

店主の郷間です。

今日は成人の日です。新成人の皆さん、おめでとうございます。
当店で成人式用のスーツを作らせていただいたお客様も元気にこの日を迎えられたことと思います。

さて、最近「ハプスブルク家」(講談社現代新書・江村洋著)という本を読みました。1990年発行なので30年以上前の本です。新書なので難解ではありません。

ハプスブルク家 江村洋

私は子供のころから歴史が好きだったのですが、それは日本史に限っての話でした。小学生の頃に読んだ漫画「世界の歴史」でも、時代ごとに取り上げる地域が変わるので一貫した繋がりを感じることができず、掴みどころのない印象を持っていました。
イギリス史やフランス史など、国ごとに絞った歴史であればもう少し興味を持てた気がしますが、日本(現存する世界最古の国です)以外の国は建国や滅亡を繰り返しているのでそれも難しそうです。

そんな私がファッションに興味を持つようになり服飾史に触れ、ここ数年は美術史に興味を持つようになり、掴みどころがなかった世界史が、切り口を絞ることで面白く感じられるようになりました。そしてその切り口を増やしていくと、歴史の厚みが感じられさらに愉しくなりそうです。

というわけで新しい切り口として読んでみたのが、この「ハプスブルク家」です。オーストリアを中心としながら、スペイン、フランスなど周辺の大国と血縁を結び(フランス王妃マリー・アントワネットもこの一族)、約700年栄えた王朝の歴史です。
婚姻政策に限らず、多民族の国々を長い間まとめていく象徴であり続けることにはそれなりの理由があることを教えてくれる1冊でした。民族間の争いが絶えない、現代に生きる私たちのヒントになることもあるのではないかと思います。
もちろん、服飾史や美術史上の人物もたくさん登場するので頭の中の世界史がまた少し立体的なものになりました。

次はもう少し仕事に役立ちそうな(^^;)、配色についての本を読む予定です。

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