フィボナッチ紳士洋品店

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2024年2月

新入荷のモヘア混

2024.02.04

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

朝方に雪がちらついた東京ですが、暦の上では今日から春ということで、少しずつ春夏用の生地の入荷も始まっています。
今日はその中から、清涼感のあるシャリ感が特徴のウール×モヘア混の生地を紹介します。

DORMEUIL SUPER BRIO

画像1枚目、フランス・ドーメル社のSUPER BRIO。Mohair60%/Wool40% 250gms
ドーメルと言えば、往年の名品・TONIKをはじめモヘアを得意とすることで知られていますが、そのTONIKを軽量化したのがこのSUPER BRIO。モヘアの混率が高いため、軽量な割にはシャリ感やハリといったモヘアらしさを味わえる素材です。

JOHN CAVENDISH

画像2枚目、英国・JOHN CAVENDISH社、SUPER130’s Wool80%/Mohair20% 240gms
モヘアの混率は20%なので、「少し硬めなウール」くらいのニュアンスです。ソフトな着心地をお求めの方へ。

William Halstead

画像3枚目、William Halstead Wool70%/Mohair30% 330gms
ある程度の重さがある生地をお好みであれば、このモヘア混はいかがでしょうか。重いぶん仕立て映えが良いので、今日紹介する中でもっとも私好みなのはこちらです。

William Halstead

画像4枚目、同じくWilliam Halstead Wool73%/Mohair27% 345gms
ひとつ前が通気性のいい平織りなのに対し、こちらは綾織りです。春夏物と言いながら、オールシーズン的に着られるモヘアだと思います。ただし夏には暑いでしょうね。

これ以外にも、定番として展開しているモヘア混などがありますので、店頭で「モヘア混が見たい!」とお伝えください。色々提案致します。

オーダースーツ 59,400円(税込)~

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トラッド歳時記

2024.02.03

14.出来事

店主の郷間です。

「トラッド」とはtraditionalの略ですが、ファッションの世界では特にアメリカン・トラディショナル・スタイル(アメトラ)のことを表す言葉として使われます。中でもアイビー(IVY)と呼ばれるスタイルは日本でも1960年代に大きなブームになりました。

日本におけるブームの中心であったVAN JACKET(ヴァン・ヂャケット)にいた著者(くろすとしゆき氏)が、これまたブームを牽引した雑誌MEN’S CLUBで連載していた内容をまとめたのがこの本(1973年発行)です。

トラッド歳時記 くろすとしゆき

当時の「トラッド」についての本を読むといつも気になっていたのが、「スラックスはプレーンフロント(ノータックのことです)でなければならない」など、断定的な文章ばかりであること。私は嫌いではないのですが、今のメディアではあまり見かけない表現です。

そんな長年の疑問への解が、この本にありました。
もちろんこの本も断定形のオンパレードなのですが、一方で「アイビイが流行したころ、日本の服飾界は乱れに乱れていた。だからキッパリと誰かがいい切らなければならない時代でもあった」「あんまりカラにとじこもりすぎるのもよくないと思う」とも言うのです。なるほど、意図的にいい切っていたのですね(^^;)
この言葉に、日本に既製服を定着させた人たちの苦労と本音を見たような気がしました。

最後に、この本で最も印象に残った言葉を紹介します。
「アイビイとは、トラッドとは、永久不変なものではない、古きをたずねて新しきを知る。この精神じゃないかなぁ」

こんな本を読んだので、この春はマドラスチェックのボタンダウンシャツを作りたくなってしまった単純な私です。

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常磐色の靴(5年半経過)

2024.02.02

05.オーダーシューズ

店主の郷間です。

今日の足元は、当店オリジナルカラーの常磐色に染めた外羽根ウィングチップです。
相性の良い、ブラウンのツイードとのコーディネートです。

宮城興業 ハンドペイント 常磐色 ES-11

この靴を作ったのが2018年の8月ですから、いつの間にか5年半経ちました。
無色のクリームでケアをしているので、少しずつ色が抜けて、当初より明るい緑になりました。
次の春夏のうちはこの色を愉しんで、秋になったら元の色に染め直そうかな~なんて考えています。

私が染めた革靴の染め直しは無料で承りますので遠慮なくご相談ください。
別の色への染め替えは有償になります(染め替えできない場合もあります)のでご了承ください。

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