フィボナッチ紳士洋品店

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13.鐘ヶ淵について

濹東綺譚

2019.02.19

13.鐘ヶ淵について, 14.出来事

 

店主の郷間です。

 

最近、永井荷風の「濹東綺譚(ぼくとうきだん)」を読みました。
「濹東」(墨東)とは隅田川中流の東岸地域のことを指します。
舞台は当店から徒歩15分くらいの玉ノ井(現在の東向島あたり)ですので、いつか読まなければならないと思っていた小説でした。

濹東綺譚 永井荷風

自分(荷風)と主人公を重ね合わせるように描写した私小説的な書き方で、ドラマチックな展開があるわけではありませんが、関東大震災後の濹東や浅草、銀座などの雰囲気が美しい文章で描かれています。この時代の東京を実際に見てみたかった…

 

「(前略)一度崩れてしまったら、二度好くなることはないですからね。芝居でも遊芸でもそうでしょう。文章だってそうじゃないですか。勝手次第にくずしてしまったら、直そうと思ったって、もう直りはしないですよ。」
物語終盤に出てくる何のことはない会話ですが、まるで昨今のクールビズやスニーカー通勤、ビジネスリュックなどの装いの変化のことを言っているように私は感じました。
いつの時代も文化は徐々に崩れていき、それを憂うものなのかもしれません。

 

鐘ヶ淵が出てくる池波正太郎の「剣客商売」もいつか読んでみたいと思います。

 

 

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://www.facebook.com/fibonaccijp/
https://twitter.com/Fibonacci_JP
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靴磨きニューウェーブ

2018.11.09

13.鐘ヶ淵について

 

店主の郷間です。

 

JALカード会員向けの発行されている冊子「AGORA」の11月号に、こんな記事が載っていました。

「靴磨きニューウェーブ」と題された記事は、靴磨き日本選手権大会に代表される、最近盛り上がっている靴磨きに関する内容で、ニューウェーブの旗手である長谷川裕也さんのお店や、シューケアブランドが取りあげられています。

 

最近、テレビや雑誌で靴磨きが話題に上ることが増えていますが、それをきっかけに革靴をケアしながら永く使うことが広まれば嬉しいですね。
いつの日か、メディアが取りあげなくても父から子へ受け継がれているような文化として根付いてくれるのが理想だと私は思っています。

 

当店では、時間が許す限り無料で靴磨きを致します。もちろん、靴磨きの方法も実演を交えて説明致しますので、このような記事で興味を持った方はお尋ねください。

 

 

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防災タウンページ

2018.09.12

13.鐘ヶ淵について, 14.出来事

 

店主の郷間です。

 

最近、日本各地で災害に見舞われています。
中国・四国地方の大雨、近畿地方の台風、北海道の地震などなど…私も東日本大震災の時は山形県におり、被害の大きかった隣県の状況を近くで感じていましたが、今年の夏は天災を怖さを再認識しました。

 

天災は避けられませんので心配ばかりしていてもしょうがないのですが、遭った時の備えはしておかなければなりません。
と言うことで、鐘ヶ淵周辺の避難マップを取りだしてみました。NTTが配布している「防災タウンページ」と言う冊子です。

墨田区では、避難勧告などが出た場合、自治会ごとに定められた一時(いっとき)集合場所に避難し、そこから避難場所(身を守れるところ。地図の緑色の部分)や指定避難所(宿泊や食事を提供する場所。地図の非常口マーク部分)に移動するそうです。
なるほど~全然知りませんでした。

 

ただ、じっくり見ていると疑問もあり、この地図は地震と火事を想定しているようだけど、洪水の時はどうするの?と言うこと。避難場所が川沿いになっていたり、水害を想定しているとは思えません。
調べてみると、墨田区水害ハザードマップと言うものが別にあり、避難場所も水害時は別のようです。
そうなると、地震が起こって洪水の危険性があるときはどちらの避難場所に行くのか、連絡系統が重要と言うことですね。

 

起こった際にやるべきこと、気を付けることが少し分かってきました。
なんだか興味が出てきたので、もう少し調べてみます。

 

少し硬い話になってしまいましたが、事前防災、そして起こった時の対応についてあらためて考えてみませんか?

 

 

明日(9/13)は休みをいただきます。
宜しくお願い致します。

 

 

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隅田川神社 例大祭

2018.06.08

13.鐘ヶ淵について

 

店主の郷間です。

 

今週末の6/9(土)、6/10(日)は隅田川神社の例祭(例大祭)です。
創建は源頼朝が平家追討の兵を挙げた頃(1180年ごろ)だと伝えられており、
水神さんとも呼ばれ、近隣地域だけではなく川に関係する仕事の方に
信仰されてきた神社です。

 

1982年に竣工した都営白髭東アパートと言う大きな団地の向こう側にあるため
昔より目立たなくなってしまったようですが、ここ数日の地域の雰囲気を見ていると、
今でも地域の方々から強い信仰を集めていることが伺えます。

 

私も新参者とは言え鐘ヶ淵で商売をしている一員ですが、さすがに土日に店を休む
わけにもいきませんので、提灯だけ出させていただきました!

私も未体験ですが、鐘ヶ淵が一年で一番賑やかになる週末…だと思います。
この機会にこの街を訪れてみてはいかがでしょうか。
日曜日が雨の予報ですね、晴れますように!

 

当店の前の通りも御神輿が通るようですので、土日にご来店いただくお客さまは
公共の交通機関を使われることをお薦めします。
ご来店をお待ち申し上げております。

 

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榎本武揚像

2018.02.04

13.鐘ヶ淵について

 

店主の郷間です。

 

今日は気持ちの良い天気だったので、浅草から鐘ヶ淵まで歩いて通勤です。
のんびり歩いて45分くらいでしょうか。

 

その道すがらに、こんな銅像が建っています。

榎本武揚像。
戊辰戦争で旧幕府の海軍を率い、新政府軍に最後まで抵抗した人ですね。
そのため反政府のイメージが強いと思うのですが、実は特赦により出獄してからは、
逓信・文部・外務・農商務の大臣を務め、新しい日本の発展に尽くした人でもあります。

 

その榎本は、墨田区向島に屋敷を構え、近くにある木母寺を良く訪れていたため、
当時木母寺のあったこの場所に銅像が建っています(木母寺は移転して近くに現存します)。

 

幕末ファンの方、当店を訪れたついでに榎本武揚像、木母寺、そして同じく榎本が
愛した向島百花園を散策してみてはいかがでしょうか。
銅像の場所はこちらをご覧ください。

 

 

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味わい深い街・鐘ヶ淵

2017.12.03

13.鐘ヶ淵について

 

店主の郷間です。

 

鐘ヶ淵に店を出して3か月余り、この土地で楽しく過ごしています。

歌川広重の「綾瀬川鐘ヶ淵」。
この時代のことを思いながら街歩きをするのも楽しそうです。

 

昨夜も隣の東向島駅まで歩いたのですが、幹線道路から一歩入ると迷路のような街並み。
私が方向音痴だというせいもありますが、スマホに頼らないと歩けません(^^;

 

近隣の街(スカイツリー周辺や南千住など)の街並みが大きく変わるなか、
この辺りは大規模な区画整理がされず、東京駅から10km圏内とは思えない、
昔ながらの雰囲気が残っている味わい深い街です。
鐘ヶ淵も道路拡張が進んでいますが、この雰囲気は変えずに盛り上がって行って欲しいものです。

店の隣には公衆電話が健在です。右端には灰皿も見えます。
これらも失われつつある光景ですね。

 

当店は、流行に左右されない普遍的な装いを提案したいと思っています。
この街の雰囲気はそんな当店にピッタリです。
皆様も是非、鐘ヶ淵でゆったりとした時間をお過ごしください。

 

 

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カネベルちゃん

2017.09.19

13.鐘ヶ淵について

 

店主の郷間です。

 

当店は、東京の下町・鐘ヶ淵(かねがふち)と言うところにあります。
鐘ヶ淵と言う住所は存在せず、墨田区北部にある鐘ヶ淵駅周辺の
地域を指します。

 

明治時代に鐘淵紡績(かねがふちぼうせき)つまりカネボウの工場ができ、
街全体がそれを中心に発展しました。
明治の終りから昭和の初めごろ、鐘淵紡績は日本企業の中で売上高トップ
だったそうですから、地元への経済効果は相当なものがあったでしょう。
当店の前の道路は駅から工場までの通勤経路だったそうで、
毎日数千人?もの工員さんが往来し賑わっていたようです。

 

現在はカネボウも消滅し下町の住宅街といった風情です
(鐘ヶ淵紡績工場跡は花王、カネボウ化粧品の全国百貨店向け化粧品の物流センターになっているそうです)。
知人たちからの認知度は低く、「鐘ヶ淵ってどこだっけ?」なんて言われることも度々。
北千住と浅草の間にあるので結構便利な街なんですけどね。

 

せっかく鐘ヶ淵までいらしていただくのであれば、もっとこの街を楽しんで欲しい!
と言うことで、鐘ヶ淵周辺のお店や観光スポットなどをこのページで紹介していきたいと
思っています。

 

画像はカネベルちゃんと言うキャラクターらしいのですが、
google検索しても見当たりません…鐘ヶ淵の情報収集は足で稼ぎましょう(^^;

 

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Accsess/東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」徒歩4分
スカイツリーも近く、昭和の雰囲気が残る下町です。台東区、荒川区、足立区、葛飾区等、近隣のお客様も是非足をお運びください。来店お待ちしております。

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