店主の郷間です。

当店のオーダーシューズには、私がハンドペイントするオプションメニューがあります。
「どんな色にでも染めますよ」ということではなく、私が調合して作った3色（藍下黒、檜皮、常磐）の中から選んでいただくシステムです。

画像は私が愛用している常磐色（ときわいろ＝濃い緑）のフルブローグです。
約5年履いていますので色が抜けて明るくなってきましたが、それも手で染めるからこその味わいです。

常磐色の靴ってどんな色に合わせたらいいの？と聞かれることがあります。
あまりグリーン系の革靴は市販されていないので想像がつきにくいのだと思います。
でも、実はそれほど難しくありません。

まず、画像のようなグレー。無彩色（白と黒の混合色）であるグレーは、様々な色と相性が良い本当に便利な色です。ネイビーのブレザーにグレーのトラウザーズ、そして常磐色の革靴。絶対格好良いと思います。
次にベージュ。常緑樹の葉の色を表す常磐色と、染めていない羊毛で織った織物を語源に持つベージュ色。自然界に存在する色同士の相性が悪いはずがありません。ベージュのコットンやリネンのスーツ、クールビズならチノパンに合わせてみてはいかがでしょうか。

現在、ハンドペイントで選べるのは3色ですが、今後増やしたいと思っていますので、ご希望があればお寄せください。

オーダーシューズ　46,200円（税込）～
ハンドペイントオプション　＋8,800円（税込）

当店は山形県南陽市の宮城興業ふるさと納税お仕立券に対応しています。

フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
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店主の郷間です。

I様よりご注文をいただいたシャツの仕上がりです。

衿型：セミワイドカラー
生地：ロンドンストライプ・リンクルフリー(形態安定素材) 綿100%
カフ：角落型
その他：高瀬貝ボタン

幅5mm程度の等間隔のストライプをロンドンストライプと言います（ロンドンストライプは和製英語で、正しくはblock stripeと言います）。

夏場は上着を着ずネクタイを締めないビジネスマンが増えました。それ自体は時代の流れもあるのでしょうが、気になるのは「個性がなくなっている」「（装うことが）楽しそうではない」を感じることが増えているということです。白シャツにグレーかネイビーのトラウザーズ、黒か茶の革靴。身に着けるものが減るほど個性を出しにくいし楽しめないのは当然と言えば当然です。
とはいえ、カラフルなシャツやポロシャツを着られるほどカジュアル化もしていない、そんな方も多いのではないかと思います。

そんな時は、ロンドンストライプのシャツを着てはいかがでしょうか。
ビジネスシャツの定番と言われながら、夏場にシャツ1枚で着ているは意外に少ないような気がします。奇をてらってはいないけれど、人とはちょっと違う。アクティブな印象のストライプ柄が、猛暑に滅入ってしまった気持ちも鼓舞してくれそうです(^^;)

I様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシャツ　13,200円（税込）～

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店主の郷間です。

ADJUSTABLE COSTUME の新作ブレイシーズ（サスペンダー）が入荷しました。

現在当店に在庫しているブレイシーズはテープ（帯）部分に柄が入っており、ドレッシーなスーツに合わせやすいシンプルなものがあったらな～と思っていたところ、昨日（7/15）アジャコスさんよりイメージ通りの新企画のご案内。すぐ発注し本日到着。さっそく発売と相成りました。

テープ部分のカラーはネイビーとグレージュ（グレーとベージュが混じったような色）の2色。素材はナイロンですので伸びません。背中のオフホワイトの部分はゴムですので多少の伸縮はありますが、全体がゴムで作られているものと比べるとしっかりした着け心地です。

見た目はとてもシンプルですが、厚みのあるナイロンの高級感、ゴム部分の二重構造など、品質へのこだわりにちょっとした驚きがありました。似たような見た目の他社製品も持っていますが、全く違います。
とりあえず今回は1本ずつ仕入れましたが、自分で購入してしまうとお客様の分がなくなってしまうし…といつもの葛藤が始まっています(^^;)
シンプルなブレイシーズをお探しの方、ご検討ください！

ADJUSTABLE COSTUME Solid Tape Classic Braces ABC-001-SD　12,980円（税込）

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H様よりご注文をいただいたオーダーシューズの仕上がりです。

デザイン：ES-01 Plain toe oxford
革：KI-12(キップ・ブラウン)
ソール：TUFFSTUDソール(ラバーソール)

内羽根プレーントウは、内羽根ストレートチップと並んでフォーマルに適したデザインですが、それはあくまでも黒い靴での話。今回のように茶系の革で作れば印象は大きく変わります。

フォーマルシーンでの着用はできなくなりますが、ビジネス、ビジネスカジュアル（ジャケパンなど）、そして休日カジュアル（ジーンズなど）まで使える靴に変身します。
とはいえ決してくだけたデザインではありませんので、休日に履く場合でも品のある（ボタンダウンシャツにスリムなジーンズなど）コーディネートを心がけることをおすすめします。

爪先部分に切り替えや穴飾りのないプレーントウは、シンプル過ぎてちょっと寂しく感じてしまう事があります。今回は、爪先部分を濃い茶色のクリームで磨き、色と光沢のコントラストで表情を出してみました。ちょっとした工夫で雰囲気が変わるので参考にしてみてください。

H様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシューズ　46,200円（税込）～

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「洋装の日本史」（刑部芳則著・インターナショナル新書）という本を読みました。

幕末から昭和にかけて、日本人に西洋の服装が広がっていく過程についての研究の多くは「家政学」に基づいています。家政学は雑に言えば衣食住について研究する学問ですので、家政学者は歴史の専門家ではありません。
そのため、歴史の専門家が歴史学の方法に則って研究すると、今まで常識として語られていたことには間違いが色々ある、ということを著者は語っています。

例えば、関東大震災で和服の不便さに気がつき洋装が広まる大きなきっかけになった、など（それを裏付ける史料はどこにもないのだそうです）。
この本をきっかけに関東大震災と洋装について私なりに調べてみましたが、確かに資料やデータを示していない、曖昧な情報ばかりです。

ネットに情報が溢れる今の時代、私もその情報を鵜吞みにして真実のように他人に伝えてしまっているのではないか、自戒の念を込めて興味深く読みました。

あ、この本を読むとお洒落になるわけではないのでご注意ください(^^;)

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M様よりご注文をいただいたシャツの仕上がりです。

衿型：セミワイドカラー
生地：ジャカード織ドット柄 綿100%
カフ：角落型

ドット柄は水玉の大きさで分類され、小さいものからピンドット、ポルカドット、コインドットと大別されます。
今回のシャツのような直径15mmくらいの（コイン大の）水玉は、コインドットと呼ばれます。
柄が大きいのでインパクトが強く派手に見えがちですが、今回のような同色の織柄であればかなり使いやすいと思います。

カジュアルジャケットのVゾーンからのぞくコインドットはポップなアクセントになりますし、休日に上着無しで裾を出して着ると、モード的というか洗練された雰囲気があり、且つアクティブな印象です。
着ると楽しくなる柄ですよね！

M様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシャツ　13,200円（税込）～

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F様よりご注文をいただいたオーバーシャツの仕上がりです。

衿型：ノッチカラー
生地：シアサッカー　綿100%
その他：高瀬貝ボタン

急に暑くなって普通の上着を着るのは辛い…という声が街中から聞こえてくるこの季節、ちょうどいいタイミングで仕上がってきたオーバーシャツ（上着代わりに着られるシャツ）です。

似た言葉に「シャツジャケット」がありますが、当店では区分上、シャツの技術で縫製したものをオーバーシャツ、シャツ生地をジャケットの技術で縫製したものをシャツジャケットと呼んでいます。
ま、そんな細かい話はどうでも良いですね。

オーバーシャツの良いところは、当然ですが涼しいところ。
シャツを着ているだけなのに「かしこまった感」が出ます（もちろんフォーマルには使えません。ビジネスカジュアルと言う意味合いです）。
以前、客先とのリモート会議のときにサッと羽織るのに便利、というお声もいただきました。

もう一つの長所は、気軽に洗濯できるところ。
見た目は上着のようですが、構造はシャツと一緒なのでガンガン洗えます。
夏場の上着としては嬉しいですよね。

さらにシアサッカー素材で作ることで、シワが気にならない上着になります。
バッグの中に丸めて入れておき、必要な時に着るという使い方ができるのはかなり便利です。

中に着るのはシャツでも良いですが、画像ではウールのTシャツと合わせてみました。
移動中は半袖Tシャツで、人と会う直前にオーバーシャツを着る。
真夏のビジネスカジュアルスタイルはこんな感じが主流になるのかもしれませんね。

F様、この度はありがとうございました。
このオーバーシャツで暑い夏を乗り切ってください。
末永いご愛用をお願い致します。

オーバーシャツ　13,200円（税込）～

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K様よりご注文をいただいたシューズの仕上がりです。

デザイン：ES-18 Wingtip Slip-on
革：アノネイハイランド黒
ソール：レザーソール（革底）

非常に足が薄いK様。私の足も薄いのでよく分かりますが、足に合う靴、中でも紐などで調整できないスリッポンタイプの靴を既製品で探すのはとても困難です。ちょうど良い長さの靴だと甲が緩くカカトが抜けてしまい、甲がちょうど良いと指先が当たって痛いのです。
こんな失敗を繰り返すのなら、オーダーしてしまうのが解決の近道ですよね。

このデザインが人気なのは、脱ぎ履きが楽なデザインなのに（ローファーとは違って）ビジネススーツに対応できることだと思います。
今回は脱ぎ履きの簡便さに加え、柔軟なハイランドカーフを使うことで足が包み込まれているような快適さを実現しています。デザインと革の理想的な組み合わせではないでしょうか。

K様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシューズ　46,200円（税込）～

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店主の郷間です。

蒸し暑い日が続きます。
そんな今日のコーディネートです。

コードレーンのスーツ、イージーケアリネンのシャツ、堀口切子のラペルピン、J.Pressのシューズ柄ネクタイ（私物）です。

この季節は、着て涼しいのはもちろん、見た目に涼しげであることも大切です。
白×ブルーのコードレーンは涼感のある色味で、かつ熱も吸収しにくいので理にかなっています。
涼しげな表情（裸でも暑い季節ですのでもちろんやせ我慢も必要です）でサラッと着こなしたいですね。

明日は東京都心でも今年初の猛暑日になりそうです。
どんな装いで出かけましょうか？

スーツ（コードレーン）　74,800円（税込）
シャツ（イージーケアリネン）　16,500円（税込）
[堀口切子]江戸切子ピンズ（ラペルピン）　¥16,500（税込）

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店主の郷間です。

I様からご注文をいただいたシャツの仕上がりです。

衿型：ホリゾンタルワイドカラー
生地：Liberty(colombe study) 麻100%
その他：半袖

ベルフラワー、オダマキ、カーネーション、シクラメンなどの植物を涼し気な色で表現した柄です。
リネン100%・半袖仕様と、カジュアルシーンを想定してご注文をいただきました。

当店のお客様は花柄が好きな方が多いようですが、街行く人をみてもあまり見かけることがありません。花柄シャツって着るだけで気持ちがちょっと明るくなる良いアイテムだと思うんですけどね…これからも布教に努めます(^^;)
半袖のほうが面積が小さいぶん派手に感じないので、花柄にチャレンジする最初の一枚に良いかもしれませんね。

I様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダーシャツ　13,200円（税込）～

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