フィボナッチ紳士洋品店

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06.オーダースーツ・ジャケット

マドラスチェックのアンコンジャケット

2025.04.11

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

年明けごろ、「Permanent collection」という名の、春夏向けのマドラスチェックが入荷しました。
マドラスチェックとは、インドのマドラス(現・チェンナイ)で織られた格子柄の綿織物がその語源ですが、現在は産地に関わらず多色使いのチェック柄全体を指すのが一般的です。
ところが、今回入荷したのは本当にインドで織られたマドラスチェックなのです。旧式の織機を使っているために織りムラがあり染色も不安定で、イマドキ珍しい味わいがあります。均質ではありませんが、それこそがまさに「古き佳き」マドラスです。

シャツに使うような薄めの生地なのですが、これでシャツを作るとちょっと高額になりそうです。でもこの生地はぜひ形にしてみたい…ということで、ジャケットを作ることにしました。生地のカジュアルな雰囲気や薄さから考えると、肩パッドや芯地を使わない、いわゆるアンコン仕様が良いのでしょうが、それでジャケットらしい立体感が出るのかどうか不安がありました。そんな不安もあり、サンプルが出来上がるまでこの生地はお客様への紹介を控えていました。

というわけでサンプルが出来上がりました。
期待以上にいい仕上がりですので、自信を持って紹介します!

生地:マドラスチェック cotton100%
デザイン:シングル段返り3つボタン
仕立て:SILVER LINE(アンコン仕様・裏地あり)
その他:貝ボタン

画像1枚目、白のコットントラウザーズ+ダンガリーのボタンダウンシャツ+ネイビーのタイに合わせてみました。
マドラスチェックは1950年代にアメリカで流行したことから、アイビーやプレッピーなどアメリカントラディショナルスタイルの印象が強い素材ですが、私は、あまりスタイルを限定せずに着てみて欲しいと思っています。
カジュアルアイテムと相性が良く、もちろんシャツ生地なので圧倒的に涼しい。カジュアル化する現代のビジネススタイルにピッタリではないでしょうか。

マドラスチェック コットン アンコンジャケット

画像2枚目、ジーンズ(resolute710)+白のリネンシャツとのコーディネートです。
休日にはこんな感じも良いですよね。
マドラスチェックのジャケットは、織りムラがあったり、年月と共に色褪せていくという愉しさがあるので、その意味でデニムに通ずるものがあります。

マドラスチェックジャケット リゾルト710

このジャケットをアンコンジャケットと呼ぶべきか、シャツ生地を使っているのでシャツジャケットと呼ぶべきか迷ったのですが、一般にシャツジャケットと呼ばれるものより立体感がありテーラードの良さが出ていると思うので、アンコンジャケットと呼ぼうかと思います。

リアル インディア マドラス チェック


次回の記事で、今回のマドラスチェックにはどんな選択肢があるか紹介したいと思います。
マドラスチェックと言いながら、格子柄以外もあります。お楽しみに!

● Permanent collectionの場合●
ジャケット 70,400円(税込)~

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KUNISHIMA ‘JACKET & SLACKS’

2025.04.08

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

花冷えも終り、本格的に暖かくなって参りました。
今日はこれからにピッタリの、KUNISHIMA ‘JACKET & SLACKS’を紹介します。

タイトルの通り、いわゆるジャケパンスタイルに絞って提案するコレクションです。
数は多くありませんが、上着用の生地は汎用性の高いベーシックなものを揃え、スラックス(トラウザーズ)用の生地は必要な色が過不足なくある、必要十分な内容になっています。

KUNISHIMA 'JACKET & SLACKS' 国島
KUNISHIMA 'JACKET & SLACKS' 国島
KUNISHIMA 'JACKET & SLACKS' 国島
KUNISHIMA 'JACKET & SLACKS' 国島
KUNISHIMA 'JACKET & SLACKS' 国島

1850年創業のKUNISHIMA(国島)は、老舗でありながら、国産の原毛を使用したツイード「J.SHEPHERDS」など、新しいことにチャレンジする一面も持っているミル(織物工場)です。
先日、革靴でも同じような話をしましたが、品質の割にリーズナブルな国産の生地にもあらためてご注目ください!

●KUNISHIMA ‘JACKET & SLACKS’の場合●
ジャケット 55,000円(税込)~
トラウザーズ 33,000円(税込)~

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ヴィンテージの生地入荷(春夏ウール編)

2025.04.04

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

4月1日の記事で、急遽入荷したヴィンテージ生地の一部を紹介しました。
前回はモヘアに絞って紹介しましたが、今回はウール編(春夏向け)です。

画像1枚目、英国のミル・JOHN FOSTER のグレンチェック。ウール100%。水色のオーバープラッド(over plaid = チェック柄にチェック柄を重ねること)が入った、いわゆるプリンス・オブ・ウェールズ柄です。スーツ2着分あります。

ジョン・フォスター グレンチェック プリンスオブウェールズ

画像2枚目、同じくJOHN FOSTER のグレー無地です。ウール100%。スーツ2着分ありますが、ベーシックで使いやすいグレーなので、トラウザーズを単品で作っても良いと思います。織ネームのデザインが先ほどのものより古そうなのも良いですよね^^

ジョン・フォスター ヴィンテージ

画像3枚目、フランスDORMEUIL(ドーメル)のTOWNTEX。フランスのブランドですが英国製です。今ではなかなか見られない、クラシックで手の込んだ格子柄です。織ネーム無し。ジャケット1着分です。

DORMEUIL TOWNTEX

数量が限られていますので気になる方はお早めにどうぞ!

●SILVER LINE の場合●
スーツ 81,400円(税込)
ジャケット 55,000円(税込)
トラウザーズ 33,000円(税込)

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春夏のトラウザーズの選び方

2025.04.02

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

I様よりご注文をいただいたトラウザーズの仕上がりです。

生地:CLASSIC TRAVELLER SUMMER COMFORT ブラウン wool100% 290gms
デザイン:2プリーツ(ツータック)
仕立て:SILVER LINE

オフィスカジュアル トラウザーズ パンツ スラックス

近年オーダーされる方の多い、単品のトラウザーズです。
これから作られるのであれば春夏向けだと思いますが、いくつか意識していただきたいポイントがあります。

①色
ビジネスウェアなんだからまずはネイビー系とグレー系から揃えればいいんじゃないの?と思った方、私はそう思いません。
トラウザーズの色は、合わせるジャケットの色に左右されます。
だとすれば、ジャケットはネイビーしか持っていないという人には、ネイビー系のトラウザーズの出番は無いのです。
最初に揃えるトラウザーズはグレー系でしょう。明るいグレーと濃いグレーの1本ずつ持っても良いと思います。その次に選ぶのはベージュ、ブラウンあたりでしょう。
夏になればジャケットを着ない方も多いと思いますが、トラウザーズの色は、必ず合わせるジャケットの色を想像しながら決めるようにしてください。

②光沢
光沢のある生地は高級感がありエレガントですが、他のアイテムと合わせにくいので、単品のトラウザーズは光沢のない生地を選びましょう。

③涼しさ
猛暑が続く近年、涼しさを最優先にされている方が増えているようです。
今回は、画像2枚目のように光が透けるような(着用すれば分からない程度の透けです)、通気性の高い生地をお選びいただきました。汗をかいても肌に張りつく感覚が無いドライな触感もこの生地の特徴であり、それも涼しい理由のひとつです。
トラウザーズをご検討中の方は参考にしてみてください。


I様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

トラウザーズ 25,300円(税込)~

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ヴィンテージの生地入荷(モヘア編)

2025.04.01

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

春夏用の新作生地は既に出揃っていますが、実は急遽、ヴィンテージの生地が20数着分入荷しました!
年代ははっきりしませんが、1970年代くらいのものが多いと思います。
私が好きなものだけを厳選して仕入れましたので、当店のお客様にとっては魅力的な素材が多いのではないかと思います。

特に力を入れたのが、モヘア(アンゴラヤギの毛)です。
ほとんどの場合はハリ、シャリ感、吸湿性、光沢を出すためにウールと混紡されて使われます。
かつては春夏スーツの定番でしたが、ウールと比べて供給量が少なく高価であることから、モヘア混の生地を見かけることはすくなくなりました。現在手に入るものは、コストの問題をクリアするために、モヘアの混率を下げていることがほとんどです。

ところが今回入荷したのは数十年前の生地ですので、普通にモヘアがあるのです。しかも、混率が50%、60%・・・なんとモヘア100%も!
というわけで、入荷したものの中からモヘア関連の一部を紹介します。

画像1,2枚目、英国 John Cooper の 茶系の格子柄、ウールとキッドモヘアの混紡(混率は不明)です。ジャケット1着分(大柄な方は不可)。織ネームなし。
合わせるトラウザーズはウールのライトグレー、コットンのベージュやホワイトが良さそうです。

John Cooper finest worsted & superb kid mohair
John Cooper finest worsted & superb kid mohair


画像3枚目、William Halstead のウール40%/モヘア60%。現在でもモヘアに力を入れているミル(工場)らしく、モヘアの特徴を生かしたドライな触感やムラのある風合いがたまりません(^^;)スーツ2着分あります。

William Halstead ヴィンテージ

画像4枚目、英国MINOVAのウール50%/キッドモヘア50%。生後1年未満のアンゴラヤギから刈った毛をキッドモヘアと言い、通常のモヘアよりしなやかなのが特徴です。柔らかいのにハリもあり、品のある光沢が美しい、上質な生地です。色はグレーで、細いストライプが入っています。スーツ1~2着分。

MINOVA ヴィンテージ

画像5枚目、耳にはJASPER GOLD とありますが詳細不明です。なんとスーパーキッドモヘア100%!
通常のモヘアだと着心地が硬くなりすぎないようにウールと混紡して使いますが、生後3~6か月の柔らかいスーパーキッドモヘアだからこそ、混紡せずとも快適に使える素材になるのですね。
スーツ1着分(小柄な方限定)。織ネームなし。

Super Kid Mohair 100%

現在ではまず見られないような生地もありますが、生地ブランドの織ネームが無かったりする関係もあり、生地のクオリティに比べてかなりお買い得な価格で提供させていただきます。価格はどの生地でも同じです。

●SILVER LINE の場合●
スーツ 81,400円(税込)
ジャケット 55,000円(税込)
トラウザーズ 33,000円(税込)

今回は4点紹介しましたが、これ以外にもモヘア混はございます。他にも秋冬物を含めて面白い素材ばかりです。
また後日紹介しますが、早い者勝ちですので気になる方は店頭でご覧ください。

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ペールトーンのスーツ

2025.03.28

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

U様よりご注文をいただいたオーダースーツの仕上がりです。

生地:CANONICO Super110’s wool100% 240g
デザイン:シングル2つボタン
仕立て:GOLD LINE

Pale color suit
Pale color suit

季節に限らず、ビジネススーツの人気色と言えばダークネイビーかチャコールグレーです。特に最初の1,2着に関しては、この2色で1着ずつ揃えることをおすすめします。
もちろん濃色のスーツは魅力的ですが、スーツが好きな方であれば、そのうちきっと薄い色のスーツが気になってくるはずです。

「薄い」と書いたのは意味があります。
色の明るさ(明度)と鮮やかさ(彩度)をまとめてトーンと言いますが、トーンの概念では、明度が高く彩度が低い色は「薄い」と分類されます。英語で言うとペールトーン(Pale tone)です。

ビジネススーツは明るい色でも全く問題ありませんが、相手に信頼を与えるものですから、鮮やかな色は避けるべきでしょう。鮮やかな黄色やピンクのスーツを着たビジネスマンが居たらちょっと怖いですよね(^^;)
ペールトーンの色とは例えば、今回のスーツのような色です。ライトグレーのようですが少し茶色みもあり、涼しげでやわらかい印象ですね。

1980年代ごろまでは、ペールトーンのスーツを着ているビジネスマンが大勢いました。以降30年にわたり、小さい増減はあるものの、ビジネススーツといえばダークカラーの時代が続いています。
ところがここ2,3年、薄い色のスーツを見かけることが増えてきました。ビジネスマンの服装の自由度が上がっている昨今、スーツ=ダークカラーという固定観念も崩れていっているのではないでしょうか。だとすればそれは一過性の流行ではなく、もっと大きな時代の流れなのかもしれません。

U様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダースーツ 59,400円(税込)~
オーダージャケット 44,000円(税込)~

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タータンのオーバーシャツ

2025.03.24

06.オーダースーツ・ジャケット, 07.オーダーシャツ・Tシャツ

店主の郷間です。

皆さんは「タータン」(スコットランド起源の格子柄の織物)といえば何を想像しますか?
最も多い答えは、マフラーではないでしょうか。
高校時代の制服のネクタイやトラウザーズ、スカートのイメージが強いという方もいるでしょう。
稀に、ジャケットの下にタータンのウエストコート(ベスト)を身に着けている洒落たビジネスマンを見かけることもあります。

他には、1970年代のバンド・SEX PISTOLS のようなパンクファッションを思い浮かべる方も多いかもしれません。反体制のシンボルとして逆説的にタータンを取り入れるパンクのようなファッションもありますが、英国人にとってそれだけ伝統的なものである、ということの表れでもあります。

とても魅力的な柄が多いのですが、格子柄はインパクトも強いので、ブラックウォッチなど一部の柄を除くと、ジャケットなどの大きなアイテムに使うにはちょっと派手だと感じる方も多いようです。本当はタータンを何気なく着こなす方が増えて欲しいのですが、そのためには慣れが必要です。

さて、ここからが本題です。
タータン入門編としてオーバーシャツはどうでしょう?という提案です。

衿型:カーブスタンドカラー
生地:Tartan(MacKenzie Modern)オックスフォード 綿100%

タータン オーバーシャツ

タータンの代表的な柄のひとつ、マッケンジーモダンです。
テーラードジャケットはちょっと構えてしまうという方でも、オーバーシャツなら気軽に着られるかも、と思いませんか?

ではさっそく着てみましょう。
画像2枚目、リネンの白シャツ、ベージュのコットントラウザーズと合わせてみました。
仕事にも着て行けると思った方も多いのではないでしょうか。
白シャツをTシャツに替えたとしても、オーバーシャツを羽織るだけで程よくキッチリした雰囲気になるので便利です。衿の形を、普通のジャケットのようなノッチ型にすればよりビジネス寄りになります。

タータン オーバーシャツ ビジネスカジュアル

画像3枚目、Tシャツとグルカショーツを合わせました。
上でも書いたようにパンクなどのストリートファッションに使われてきた経緯もあるので、カジュアルなアイテムにも調和します。これは休日にも使えそうですね!

タータン マッケンジーモダン オーバーシャツ

この生地で普通のシャツを作ることもできるのですが、せっかくですからインナーとして使うのではなく、上着代わりのオーバーシャツで思いっきりタータンを愉しんでみてはいかがでしょうか?オーバーシャツでその魅力に気づいたら、いつかジャケットに挑戦してみてください^^

このサンプルは私が着用するために持ち帰る可能性があります。ご覧になりたい方は事前にご連絡ください。

オーバーシャツ 15,400円(税込)~

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British Millerainのワックスドコットンジャケット

2025.03.22

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

急に暖かくなったので、ツイードを仕舞って、ワックスドコットンのジャケットを出しました。
記録を調べたら作ったのが2021年の春ですから、今年で5年目になります。

ブリティッシュ・ミラレーン ワックスコットン テーラードジャケット

British Millerain(ブリティッシュミラレイン)のワックスドコットン「SAHARA」は、この手の生地によく見られるベタつきやオイルの臭い(電車の中で臭うんですよね^^;)がなく、それでいて撥水性は備えている、使いやすい素材です。
コットンならではのパッカリング(縫い目と縫い目の間にできる凹凸。画像2枚目でも分かります)も、好きな方にはたまらないのではないでしょうか?ジーンズの愉しみ方にも通ずるものがあります。

幾つかあったこの生地の仕入れ先が次々に廃業したり、取り扱いを終了したりしてしまったので、現在入手できる色が限られていますが、ご希望の色などあれば手を尽くしてみますのでご相談ください。

私はジャケットのフラワーホール(左の衿に空いている穴)に、ほぼ毎日堀口切子のラペルピンを付けていますが、ワックスドコットンのジャケットにはちょっと上品すぎるので、画像2枚目のようなピンを挿しています。

ブリティッシュ・ミラレーン ワックスコットン テーラードジャケット ラペルピン

ポインターのような犬がいるので、鳥猟でしょうか。アウトドア用のワックスドコットンにピッタリです。

みなさんもそろそろ、ゆっくりと衣替えを始めましょう。

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CANONICO 4ply tropical のジャケット

2025.03.21

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

F様よりご注文をいただいたジャケットの仕上がりです。

生地:CANONICO 21μ 4ply tropical ネイビー wool100% 410g
デザイン:シングル2つボタン
仕立て:SILVER LINE
その他:本水牛ボタン

カノニコ ネイビージャケット 4プライ
カノニコ ネイビージャケット 4プライ

イタリア・カノニコの4ply tropical を使った濃紺のジャケットです。
4本を撚り合わせて1本にした(4ply)反発力の強い糸を使った平織りの生地(tropical)ということです。
防シワ性、通気性、耐久性、マットな外見とドライな触感が特徴です。
英国のミル(工場)が得意な類の生地ですが、さすがに引き出しの多いカノニコですね。
光沢の無いマットな外見は、コットンやリネンのトラウザーズとも相性が良く、ビジネスカジュアルにも使いやすく便利です。

目付410gとかなりヘヴィなので軽さ重視の方にはおすすめできません(通気性は高いので重さの割に暑くはありません)が、ヘヴィなジャケットを着た時の背筋が伸びる感覚も私は大好きです。場面によって使い分けても良いのではないでしょうか。
重い衣服は疲れると思っている方も多いようですが、重さよりサイズのあったものを身に着けることを重視したほうが余程疲れにくいと思います。革靴にも同じことが言えます。

本来であれば春・夏・秋のスリーシーズンと言いたいところですが、最近の夏は暑すぎるので、現実的には四十物(あいもの、春秋の衣服)でしょうか。そろそろ出番ですね!

F様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダースーツ 59,400円(税込)~
オーダージャケット 44,000円(税込)~

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ソラーロ(サンクロス)のスリーピース

2025.03.15

06.オーダースーツ・ジャケット

店主の郷間です。

S様よりご注文をいただいたオーダースーツの仕上がりです。

生地:WILLIAM HALSTEAD sun cloth(solaro) ヘリンボーン wool100% 310~330g
デザイン:3つボタン・ノープリーツ
仕立て:SILVER LINE
その他:本切羽

ウィリアムハルステッド サンクロス ソラーロ スーツ
ウィリアムハルステッド サンクロス ソラーロ スーツ
ウィリアムハルステッド サンクロス ソラーロ スーツ

英国の軍人が熱帯で着用する軍服のために採用されたのが起源だと言われるのが、このサンクロスです。ソラーロという呼称でも知られています。紫外線を吸収しにくい明るいカーキ色を経糸(たていと)に、赤い糸を緯糸(よこいと)に使った綾織物で、角度によって表情を変える玉虫のような色味が特徴です。私もサンクロスのサファリジャケットを愛用しています。

軍モノ起源であるという硬派で伝統的な面と、玉虫色が色気を感じさせるというファッショナブルな面を併せ持つ生地ですが、それだけに、デザインやコーディネートによっては望んでいない雰囲気になってしまうリスクもあるので注意が必要です。
英国風かイタリア風か、と言ったほうが分かりやすいでしょうか。
今回は前者の雰囲気を出すために、3つボタンやピークドラペルなどクラシックな仕様を採用致しました。ショルダーラインもあまり撫で肩にならぬようにしています。

サンクロスと言えばカーキ×レッドが代表的ですが、ネイビー系など、よりビジネスに使いやすい色もございますので相談ください。

S様、この度はありがとうございました。
末永いご愛用をお願い致します。

オーダースーツ 59,400円(税込)~

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Accsess/東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」徒歩4分
スカイツリーも近く、昭和の雰囲気が残る下町です。台東区、荒川区、足立区、葛飾区等、近隣のお客様も是非足をお運びください。来店お待ちしております。

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