誰が音楽をタダにした?
2023/02/24
店主の郷間です。
「誰が音楽をタダにした?」(スティーヴン・ウィット著)と言う本を読みました。
30年前、音楽はCDを買って(もしくはレンタルして)聴くものでした。
ところが、20数年前にインターネットが普及し、mp3と言う圧縮技術が生まれることで音楽はタダで手に入る(違法です)ものになってしまいました(そうえばファイル交換ソフト「Winny」の映画がもうすぐ公開されますね)。
そこからさらに時代は流れ、現在ではCDもデータも所有しない、定額制ストリーミングサービスが主流になっています。それではレコード会社やミュージシャンが儲からないので、いつのまにか音楽ライヴの料金が2~3倍になりました。グッズ販売にも力を入れています。
ここ30年で音楽業界、というか私たちと音楽の関係性が大きく変化し、それ自体がとてもショッキングなことでしたが、30年で激変したのはファッション産業も同じです。
30年前と言えば、ユニクロの店舗が100店舗に近づき、広く認知されてきた頃です。のちに「失われた30年」と呼ばれる日本経済の低迷が始まったこともあり、この頃からファッションにお金をかけない人が増えていき、衣料品の国産比率は50%(1990年)から2%(2020年)になりました。現在は市場に安い商品が溢れる中、100万円以上するシャネルのバッグが売れている、と言う極端な状況です。
ファッション産業の末席にいる私は、どうすればこれからの時代も今の仕事を続けていけるか?
そんなヒントがあればと思いこの本を手に取り、内容はとても面白かったのですが、残念ながらヒントはありませんでした(^^;)
音楽業界では、約30年ぶりに(なぜかここでも30年がキーワードです)アナログレコードのリバイバルが起きています。
本書ではアナログレコードのようなニッチな話には触れられていませんが、私にとってのヒントは、もしかするとそのあたりにあるのかもしれません。
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