フィボナッチ紳士洋品店

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天然素材を上手に使う

2020/01/30

14.出来事

店主の郷間です。

 

昨日は休みをいただき、販売職を対象にした春夏素材についての講座を受講してきました。

 

内容は私が期待しているよりも基礎的な内容でした(^^;)
以前、レザーソムリエと言う資格を取った時に気づいていたはずなのですが、「販売職向け」の内容は私が求めているものではないようです。反省反省。

そんな中でひとつ、印象に残った講師の言葉がありました。
「最近サステイナブル(持続可能)がキーワードになっているが、ファッション素材で言うサステイナブルとは、天然素材を上手に使うことだと思う」

 

まさにその通りだと思います。
余談として触れただけだったので詳しい解説はありませんでしたが、「上手に使うこと」とは、動物虐待をせず、素材は無駄なく使い、出来上がった製品を永く使うことだと私は解釈しました。

 

生地の世界で天然素材と言うと大きく植物繊維(綿や麻など)と動物繊維(毛や絹など)に分けられますが、最近、モヘアなどの動物繊維を使わないと宣言する企業(ユニクロやH&M)が増えています。
これは本当に正しい選択なのでしょうか?
私は、動物繊維を作る過程で動物虐待があったのならその部分を改善することが大事で、虐待しなければ作れない素材だけやめればいいのではないかと思うのですが、企業は「動物繊維を使わないとアピールすること」を重視し、実効性は二の次になっているような気がします。

 

動物繊維をやめて、植物繊維に切り替えますか?植物を育てるのには農薬を使います。
それとも化学繊維にしますか?化学繊維の代表格であるポリエステルは石油でできており、洗濯すると繊維くずがマイクロプラスチックとなって海に流れます。
完璧な素材などないのですから、悪者を適当に作り出したりせずに「天然素材を上手に使え」ば良いのではないでしょうかね。

 

余談ですが、神奈川県環境科学センターによると相模湾のマイクロプラスチックの中に占めるストローの割合は約0.1%程度だそうですが、たったこれだけのために企業はプラ製ストロー廃止アピールに一生懸命です。まさに適当に作り出された悪者だと思います。
動物繊維や皮革が、このような風潮の犠牲にならないことを願っています。

 

環境問題の正解は一つではありませんので、今の私の考え方がベストだとも思っていませんが、少なくとも企業やメディアが発信する情報を鵜呑みにしないことが大事だと思います。
素材講座からいつの間にか環境問題の話になってしまいました…

 

 

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