就活スーツ
2018/05/22
店主の郷間です。
今日は同じ墨田区にある東京スカイツリーが開業6周年だそうです。
もっと前からあるような気がしていましたが、まだ6年なのですね。
昨日ネットニュースを見ていたら「就活スーツは必要?」と言う記事がありました。
と言うことで、今日は就活スーツ(リクルートスーツ)について考えてみます。
電車の車内などで、就活中の学生の姿を見かけることが多くなりました。
目印は黒いスーツです。ビジネスマンは黒いスーツを着ることはまず
ありませんので、ひとめで分かりますよね。
私が学生だった20余年前、就活用スーツと言えば紺でした。
グレーを着ている人もたくさんいました。
ニュース記事によると2000年ごろから黒一色になり、その理由は
就職氷河期に減点を恐れる横並び意識だとしています。
黒が一番フォーマル、と言う学生のコメントも紹介しています。
減点を恐れる気持ちは分からないでもありません。
そして、確かに黒はタキシードなどで使われるフォーマルな色です。
しかし、濃紺やチャコールグレーと言った色も、略礼装用のダークスーツとして
フォーマルな場での着用を認められている色です(略礼装=礼服が黒のみだと
思っているのは日本人だけですが、話が逸れるのでここでは省きます)。
そもそも、就活はフォーマルな場ではありません。
フォーマルな場であれば、面接官もフォーマルな服装でなければおかしいと思います。
仕事をするための活動なのですから、仕事をする場面で一般に許される服装であれば
良いのではないかと私は思います。
入社後も使えるスーツですので無駄もありません。
当店にご相談に来られるお客さまには濃紺かチャコールグレーをお薦めしています。
記事にはありませんが、就活スーツが黒一色になった原因は学生の側だけに
あるわけではなく、就職情報を提供する企業、そして採用する企業が
スーツのマナーを理解していないことがそもそもの原因だと思います。
社会人として仕事をしている人達が理解していないのですから、
学生が誤解するのも無理はありませんね。
就活スーツに関する考え方は徐々に「脱・黒一色」へ変化してきているようですが、
少なからず横並びの意識はあるでしょうし、それを評価する企業もあるでしょう。
私の考えをお読みいただいた上で、どんな服装で臨むかは自由です。
自分の決断には自分が責任を持つ、社会人になるための最初の試練かもしれません
(大げさですね💦)。
皆さんの健闘をお祈りします。
フィボナッチ紳士洋品店
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