シャツの前立て
2022/10/26
店主の郷間です。
今日はシャツの前立(まえた)ての話です。
前立てとは、前合わせ部分の仕様のことで、折り返しがあるのが「表前立て」、無いのが「裏前立て」と呼ばれます。
言葉で説明するより、画像を見ていただたほうが早いですね。
左が表前立て、右が表前立てです。
表前立ては、ボタンダウンシャツなどでよく見られるため、カジュアルな印象を持っている方が多いのですが、実はクラシックな英国のシャツも表前立てのものが多く、一概にカジュアル向けとは言い切れないのです。
補強の意味で折り返しが施されていますので、英国のドレスシャツに表前立てが多いのは、質実剛健を好む英国人らしい仕様なのだと思います。
片や裏前立ては、すっきりして清潔感のある印象です。
イタリアやフランスでは裏前立てのシャツが多く見られます。
しかしこちらがドレッシーとも言い切れず、私の例で言えば、花柄などカジュアルな生地で作る場合などは柄が途切れぬよう、裏前立てにしています。
涼しげに見えるのでクールビズ用のシャツで選ばれる方も多いようです。
つまり、フォーマル、ビジネス、カジュアルのシーンで前立てを使い分ける必要は無い、ということです。
どちらかと言えば「英国風かイタリア風か」といったように雰囲気の好みで選んでしまって良いと思います。
上で挙げた例も参考に選んでみてください。
オーダーシャツ 12,100円(税込)~
フィボナッチ紳士洋品店
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