制服に支えられてきた産業
2022/04/06
店主の郷間です。
日本における洋服の歴史は、制服の存在を抜きに語ることはできません。
発祥については諸説ありますが、例えば幕末の1863年には、上野池之端で幕府軍のゴロ服(毛織物で作られた軍服)4000着を製造した記録が残っています。
まだ一般人に洋装が定着していない日本で、洋服の製造を産業として成立させたのは、制服だと言って差し支えないでしょう。
そのような経緯もあり、老舗の縫製工場や革靴の工場は、制服を製造するために創業したところも多く、現在でも制服の需要に支えられていることも珍しくありません。
![更新中の洋式装備の幕府軍](https://fibonacci.tokyo.jp/fn/wp-content/uploads/2022/04/APC_2912-1024x1024.jpg)
画像は「日本洋服史」(洋服業界記者クラブ)より抜粋しました。
ある高校が制服にユニクロの既製品を採用したそうです。もちろん日本製ではないでしょう。校長によると「毎日高価な服を着るというのは、ちょっと違和感がある」ことがその理由とのこと。
高級ブランドでもない、3年間毎日のように使って平均5万円くらいの制服が高価だと感じるのであれば私はそれ以上の説得の言葉を持ちませんが、それによって失われる仕事や技術があると言うことは分かって欲しいと思います。
以上、独り言でした(^^;)
フィボナッチ紳士洋品店
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