ツイードの「風合い」
2021/12/21
店主の郷間です。
12月14日の記事で、ツイードジャケットをビジネスシーンで使うときのコーディネートを紹介しました。
今回はもっとカジュアルに、上下ツイードのコーディネートです。
ジャケットはJohnstons of Elgin(ジョンストンズ)のHeritage Tweed。
2017年に作ったので早いものでもう5年目ですがくたびれた様子が全くありません。
現在この柄は売り切れてしまっており、今年行われる予定だったHeritage Tweedのリニューアルで再入荷することを期待していたのですが、コロナウィルスによる経済の停滞の影響もあり延期になってしまいました。ジョンストンズさん、来年こそお願いします!
トラウザーズは昨年作ったMARLING & EVANS の UNDYED BRITISH WOOL。
染色や脱色をしない、naturalな色味が気に入っています。
いま思いついたのですが、nature繋がりでサファリジャケットを作ったらカッコ良いに違いありません。
ところで、ツイードの特徴の一つに「風合い」が挙げられます。
ざっくりとした粗野な雰囲気は、独特の魅力がありますよね。
最近は技術も進化し、年々化学繊維の比率が増えています。
2017年の統計では生産された繊維の7割以上が化繊です。
機能面では天然繊維に引けを取らないどころか上回ることも珍しくなくなってきましたが、未だに「風合い」だけは再現することができません。
衣服や靴は、カラダを守る実用品でもあり、装飾するための嗜好品でもあります。
実用性だけを考えれば化繊で充分かもしれませんが、天然繊維から感じる「豊かさ」を忘れて欲しくないと思っています。
そんなことを考えさせられた、今日のコーディネートでした。
オーダージャケット 38,500円(税込)~
オーダートラウザーズ 20,900円(税込)~
フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
ご予約・お問い合わせは電話かこちらから
http://www.fibonacci.tokyo.jp/
https://fibo.stores.jp/ (オンラインストア)
https://www.facebook.com/fibonaccijp/ (Facebook)
https://twitter.com/Fibonacci_JP (Twitter)
https://www.instagram.com/fibonaccitokyo/ (Instagram)