フィボナッチ紳士洋品店

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サイトウ・アイロン・ボード

2026/05/20

12.お手入れ

店主の郷間です。

時々お客様より「おすすめのアイロン台は?」と聞かれることがあります。
私は毎朝その日に着るシャツにアイロンを掛けるのが日課ですので、その時に使う道具が機能的なもの、そして気に入ったものであるかどうかはとても大切です。

私が使っているアイロン台は、店舗も自宅も同じブランド、「サイトウ・アイロン・ボード」のものです。元々は齋藤アイロン台工業という会社(いかにも専業という感じの社名が良いですね)でしたが、現在はクロスドッグという会社が事業を継承しています。

店で使っているのは、立って掛けるスタンドタイプHS-06。
自宅では、座って掛けるフロアタイプLS-01。

サイトウ・アイロン・ボード 齋藤アイロン台工業 HS-06(旧MS-6)
サイトウ・アイロン・ボード 齋藤アイロン台工業 LS-01

私がサイトウ・アイロン・ボードを使っている理由は、以下の通りです。

・人体に近い曲面
・安定感のある掛け心地
・耐久性

これらはひとことで分かっていただける内容だと思いますが、もう一つ、説明が必要な特徴があるのです。
それは「クッションがちょうど良い」ことです。
アイロン台のカバーの下には、フェルトが入っています。役割は2つです。

①フェルトがクッションの役割を果たすため特定の箇所にだけ圧力がかかることがなく、テカリなどを防ぎます。
②また、フェルトが霧吹きやスチームアイロンの水分を吸収するため、生地の両側から水分と熱がかかり、シワが伸びやすくなります。

フェルトが入っているアイロン台はたくさんありますので、この2つは特別なことではありません。
サイトウのアイロン台が素晴らしいのは、フェルトの厚みと硬さがちょうどよく、ヘタりにくいことにあります。
厚すぎたり軟らかすぎたりするとアイロンが沈み込んでしまいシワが伸びにくく、薄すぎたり硬すぎたりすると、水分の吸収がイマイチだったりして、ちょうどいいフェルトってなかなか無いのです。

そんな、見えないところにも妥協をしていないところが私は気に入っています。
革靴が蒸れにくいのは、ライニングや中底という靴の内側に本革を使用しているからです。
私が好きなものは、結局そういうものなのかもしれません。

というわけで、サイトウ・アイロン・ボード、おすすめです。

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