フェルトハットにも水雷型ブラシ
2026/05/13
店主の郷間です。
5月15日は「Straw Hat Day」、つまり秋冬のフェルトハットから春夏のストローハットに衣替えをする日です。
夏日連発の今の日本でフェルトハットを被っている人はもういないと思いますが、今日は収納前のブラッシングの話です。
ブラシは当店ではお馴染み、平野さんの手植え水雷型洋服ブラシを使います。ハット専用のブラシも市販されていますが、それほど出番が多いものでもないので、私は洋服ブラシを兼用しています。毛の硬いブラシだと帽子を傷める可能性がありますが、馬毛のブラシであれば心配ないと思います。
ブラッシングをする目的は、当たり前ですが汚れやホコリを落とすこと。見た目を綺麗に保つことと、虫食い(汚れを食べに寄ってきます)を防ぐことです。
フェルトハットの主な素材はラビット、ビーバー、ウールといった動物性の繊維ですので、虫が寄りやすいのはスーツと同じです。

では、ブラッシングしてみましょう。
フェルトハットの毛並みは反時計回りですので、汚れを掻き出すためには逆方向、つまり時計回りにブラシをかけます。ブリム(つば)の裏側も忘れずにかけましょう。
次に、毛並みを整えるように反時計回りにブラッシングをします。反時計回りのほうがブラシが滑らかにかかるな、なんてことを感じながら作業をすると愉しくなってきます(^^;)
もし頑固な汚れがあった場合は、衣類スチーマーで湿らせてからブラッシングして落とします。
あと、スベリ(内側の額に触れる部分)に付いた皮脂を濡れタオルで拭き取ります。専用の除菌スプレーも市販されているのでそれを使っても良いでしょう。
まだ帽子の衣替えが済んでいない方の参考になれば幸いです。
フィボナッチ紳士洋品店
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