靴べらのすゝめ
2017/11/15
店主の郷間です。
革靴を履いている人に天は平等です(人の上に人を造らず人の下に人を造らず)が、
靴べらを使うかどうかで違いが出ます(賢人と愚人との別は靴べらを使うと使わざるとによりてできるものなり)。
前回に続きアカデミック?な導入でスミマセン(^^;
福沢諭吉が靴べらの重要性について気づいていたかどうかは分かりませんが、
靴べらは、フィットしている革靴を履くために必要なものです(逆に言えば、靴べらを使わずに履ける革靴はジャストフィットではありません)。
そして、革靴を永く快適に使い続けるためにも重要な道具です。
靴べらを使わずに革靴を履こうとして、カカト部分(ヒールカウンター)を潰してしまった
ことがある人もいると思います。
革靴のカカト部分には芯が入っており、カカトを包み込んで安定させる役割があります。
このカカト部分が変形してしまうと、フィット感が失われてしまうのです。
と言うことで、必ず靴べらを使うようにお薦めしている当店では、
持ち運びに便利なハンディタイプの靴べらを2種類用意しています。
外出先で自分の靴べらをサッと取り出す方、スマートです。
左 SAPHIRのメタルシューホーン 800円(税抜) 長さ11cm
右 SAPHIR Nior のリアルホーン 3,500円(税抜) 長さ10cm
お手頃価格のメタルシューホーンと、水牛の角を使用した高級感のあるリアルシューホーン。
リアルシューホーンはプレゼント用に購入される方も多いようです。
カバンの中に一つ、靴べらをご用意ください。
フィボナッチ紳士洋品店
東京都墨田区墨田5-4-7
03-6874-3505
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